心理テスト再び(七啓編)





「寝てる時に携帯電話がなったらどうしますか?」
「え?携帯ですか?ううん?相手を見てから考えます〜♪」
「へえ?(ニヤリ)そうなんですか?」
「え?なんですか?私変な事言いましたか?」
「それってね、ベッドで相手に求められた時の反応らしいですよ。」
「え?ええ?」
「●●さんは相手をみて考えるんですか〜へええ?」
「え・・そ、そんな・・・。ええ。」・・・・・
 深夜番組ってくだらないよなあって思ってたけど、良いこと教えてもらっちゃったよ。
 へへへ。明日聞いてみよっと。

「七条さん♪」
「なんでしょう?」
「あの、もし寝てる時に携帯電話が鳴ったらどうしますか?」
 他の人は無視するけど、俺だったら出ます。とか言ってくれるかなあ?
 へへへ。七条さんだったらそう言ってくれるよね?
「そうですねえ(伊藤君はいつも隣で寝ているから、電話掛けてこないですしねえ。)
 他の人は無視しますけど・・。」
「けど?」
「郁からの電話なら出るんじゃないでしょうか?」
「え?」
「伊藤君?」
「や、やっぱり七条さんは俺より西園寺さんのほうが好きなんですね!!」
 聞かなきゃ良かった、こんな事。
「伊藤君!!」
「七条さんのばか〜!!」
 ドアを閉め走り出す。七条さんなんか嫌いだあ!!
 この後、誤解を解くために七条さんが啓太を探し学園中を走り回ったのは、一部で有名な話なのです・・。

 流石の七条さんも今回の心理テストは知らなかったようです。







いずみんから一言

みのりさま言うところの「ねたの使いまわしシリーズ」(笑)。
今回のベースになっているのは「啓太くんは隣で寝ている」ということ。
いいなあ。ほわんとしてラブラブで。
誤解は無事に解けたんでしょうかね?
「ホントにショックだったんですからあっ」などと言いつつ、思いっきり
甘える啓太くんが目に浮かぶようです。


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