無題 2 〜拍手用ノートより〜



一緒のベッドに眠るのはモチロン幸せだけど。
朝中嶋さんより先に目が覚めたらもっともっと幸せだ。

寝顔をじ−っと見つめて。
長いまつげに見とれながら、さらさらの髪に触れたいのを我慢して。
眼鏡をかけてる顔は大好きだけど、素顔も素敵だなーとか。
寝顔も格好良いよねえ?へへへ。
なんてことを思いながら、香水の香りをくんくん嗅いでみたりする。
まだ寝ていてくださいね。
もう少しだけ寝ていてくださいね。

そう願いながら寝顔を見つめてるのは、最高に幸せなんだよね−。

だけど、俺が早起き出来る確率はめちゃくちゃ低いから。
これはすっごく貴重な朝の楽しみだったりする。





いずみんから一言

これはものすごく絵的な作品だと思う。
上手な漫画家が1枚きりで仕上げているような。

夏になる、ほんの少しくらい前でしょうか。
カーテンを閉め切った部屋はまだ薄暗くて。
でもそのカーテンの向こうはもう朝の光が感じられる。
中嶋氏のちょっと大きなパジャマの上だけを着た啓太くんが
ぺったりとベッドの上で正座をしている。
そしてまたそっとベッドの中にもぐりこむのかもしれない。
そんな啓太くんを、眠っているはずの中嶋氏がそっと抱き寄せる。

このお話を読んでいて、そんな情景が浮かんできました。

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