1年でいちばん忙しい日




 大きな手が髪をかき上げ、そっとくちびるが押し当てられた。寝室のドアがそっと閉じられ、数秒後には玄関のドアが閉まる、金属的な重い音が続いた。静かになった寝室には、ただ啓太の寝息だけが聞こえている。深く。ゆっくりと。
……5回、……11回、……26回……。
 やがてそれが50回ちょうどになったとき。啓太がぱっちりと目を開けた。

 ベッドの中で目を開けた啓太くんは、全身を耳にして周囲を探りました。万が一にも中嶋さんがいるようなことがあってはならないのです。ドアを開けて鉢合わせでもした日にゃー、何のために寝たふりをしたのかわからなくなりますから。
 もうちょっと。もうちょっとと待って、中嶋さんがもう戻ってこないと確信できた瞬間、啓太くんは勢いよくベッドから飛び出しました。今日は11月19日、1秒だって無駄にする時間はありません。
 これは中嶋さんも知らないことですが、じつは啓太くんのその年の授業計画は今日を基準に決めています。11月19日が何曜日かを調べ、その曜日には出来うる限りサボりやすい講義をあてておく、というわけです。だって前夜、というか今日になるのを待って『お祝い』をした場合、授業に出られなくなる可能性は非常に高いし、そうでなければないでいろいろと忙しいものですから。
 今日の1講目はレポートさえ出せば単位をくれ、2講目は人数が多いので代返可能。今まで真面目に出席し、さんざん友人たちの代返をしてきたのは今日のためなのです。さあ。たまった貸しを返してもらいましょう。3講目と4講目は同じ先生で、さすがにこれは出ないといけなかったのですが、なんということでしょう。今日は急な海外出張のために休講となりました。長年の研究が認められ、フランスで勲章がもらえることになったのです。さすがは啓太くん。運の良さはピカイチですが、こう考えると教授の受章も、啓太くんの運のおこぼれかもしれません。
 そんなことはさておき。起きてきた啓太くんは、それでもまだ玄関の方を気にしつつ腹ごしらえをしました。『朝食を抜くな』は中嶋家の家訓で、啓太くんはそれをしっかり守っているのです。よそ見をしていてちょっと焼きすぎたトーストにりんごのジャムをのせたものをカフェオレで流し込みながら、目はしっかりと室内のチェックをしています。
―― そういやここんとこ壁の拭き掃除してなかったよな
―― これ食べたらテーブルクロス変えなくちゃ
―― あああああ、お風呂お風呂。お風呂の掃除だ。いちばん大事なのに忘れるとこだった……!
 ということで朝食を終えた啓太くんはきりきりとねじり鉢巻きをして、大掃除の開始です。夕食準備もあるし、買い物にも行かないといけないし。掃除に使える時間は、あとたったの9時間です ―― 。

 ウェットタイプのシートをお掃除ワイパーにセットした啓太くんは、リビングの壁から掃除を始めました。壁の掃除はとても大事です。だって啓太くんが壁に追い詰められでもしたら。所謂『壁ドン』は中嶋さんの好きなシチュエーションのひとつなのです。壁に押し付けた啓太くんの首に中嶋さんが顔を埋める。わずかにずれた視線が壁のホコリを捉えてしまったら。それはもう興醒め以外の何物でもありません。
 同じ理由で啓太くんはソファの隙間まできれいに掃除機をかけ、次にすべてのテーブルを拭きました。何度も何度も、です。啓太くんに似合わず、ちょっとばかり病的な感じがしないでもないですが、啓太くんには啓太くんなりの理由がちゃんとありました。テーブルというのは非常に便利なものでして、何の変哲もない四角い天板に足がついただけのものが、中嶋さんの手にかかればあ〜ら不思議。啓太くんを●●●しちゃったり、●●ピーッ●●なことをさせちゃったりするプレイグッズに早変わりしてしまうのです。これはもうどんなにやりすぎなように見えても、啓太くんの気のすむまで拭かせてあげないといけませんね。

 朝も10時を回った頃、布団を干した啓太くんは寝室の壁の掃除をはじめました。お掃除ワイパーを使っていても壁を全部拭くのは結構たいへんです。疲れたらキッチンで夕食用に野菜の下ごしらえなんぞをはさみます。
 啓太くんの誕生日は中嶋さんがレストランを予約してくれていますが、中嶋さんの誕生日に外へ食事に行くことはあまりありません。いつも啓太くんが心を込めて作っています。これはけっして予算の都合ということではなく、中嶋さんがこっちの方を好むからです。今日は西園寺さんに送ってもらった新米と、仲良しの魚屋さんに頼んだ尾頭付きの鯛の塩焼きです。これだと今日もし食べられなかったとしても困らないからです。鯛めしなどのアレンジもいろいろできるし、置いておいても傷みません。中嶋さんの誕生日となると、いろいろと気を使うことが多いようです(苦笑)。
 ちなみに今回の大掃除プランにキッチンが入っていないのは、普段から念入りに掃除をしているからです。なにしろ中嶋さんという人は料理をする啓太くんに非常にそそられるらしく(笑)、キッチンにいるとうしろから●●ピーッ●ってな事態になる率が高いのです。それは『壁ドン』より多いくらいで、料理中にうしろから服の中に手が入ってきても、啓太くんはもはや驚かなくなってしまいました。
 そんな自分に疑問を持ってしまった啓太くんは以前、大学の友達に聞いてみたりしたこともありました。「家に帰ったらカノジョが料理してたとして、うしろから抱きしめたりする?」と。でもみんな「やるだろ?」「フツーにな」と言ってくれたので、ちょっと安心できたのでした。
 まあそんな訳でキッチンは除外されているのでした。

 寝室の掃除が終わるとお布団もいい具合のふかふかになっていました。中嶋さんは乾燥機でいいという考えですが、啓太くんは篠宮さんに教えられたとおり外に干します。その方が機械よりふかふかになるような気がするからです。太陽光線で殺菌もできるし、お仕事や勉強で忙しい中嶋さんには、やっぱり気持ちのいいお布団で寝てもらいたいですものね。今日は中嶋さんの ―― そしてもちろん啓太くんのも ―― 素肌を気持ちよく包んでくれることでしょう。
 ベッドパッドを新しいものにしてシーツも変えました。枕のかたちを整えてベッドに置いた啓太くんは、ちょっと離れて見遣ってから、枕の位置を少し近づけました。微妙だけれどもとても大事な距離です。
 何度もやりなおしてようやくオッケーをだした啓太くんがお布団をベッドにかけていると、キッチンの壁にかけてある電話が鳴りました。基本的に啓太くんや中嶋さんの友人知人は携帯電話ばかりで、家の電話にかけてくる人はほとんどいません。忙しいから出るのやめようかなと半ば本気で思っちゃった啓太くんでしたが、中嶋さんの関係者がかけてくる可能性も0.1%くらいはあるなと思い直して出てみることにしました。
『あっ! もっしもし〜。どーも、ワタクシ熊猫不動産の赤巻紙と申します。このたびエグゼクティブな皆様にうってつけの物件のご紹介をさせていただきたく……』
 なんじゃこりゃ。と啓太くんは思いました。中嶋さんの誕生日をお祝いする準備の手を止めてまで出たというのに。なんでこんな人の都合も考えず一方的に自分の用件だけまくしたてる無作法な電話に時間を取られないといけないのか。むちゃくちゃ腹が立ってきた啓太くんは、自分でも驚くくらい攻撃的な口調で返事をしていました。
「は? 物件? ここのマンション、じゅーぶん高級ですけど? うちの半分もないせまーい空き部屋が今3880万で売りに出てますけど?(← これはウソ・笑) あ、もちろん中古で、ですけど?」
『なるほど〜。ではセカンドハウスにうってつけの物件をご紹介させていただきます!』
「いりません! うちの生活ベースはボストンなんです!(← これもウソ。今は日本・笑) この家自身がセカンドハウスみたいなものなんです! だいたい、エグゼクティブな人間が日本で仕事なんかするもんですか!」
『は? はー、アメリカですか』
「それから、俺は今、恋人とあっつーい夜を過ごすために、寝室の掃除をしてたところなんです! わかったら邪魔しないでください!!!」
 叩きつけるように受話器を置いた啓太くんは、似合わないことをした所為か、肩でぜーぜー息をするくらい疲れていました。もしかしたら怒ってまたかけてくるかな? と思ってお茶を飲みながらしばらく電話を睨んでいましたが、どうやら諦めたらしく ―― 呆れた、ともいう ―― もう電話は鳴りませんでした。そうとなれば休憩終了。ミッション再開です。

 それ以降は邪魔もなく、掃除は順調に進みました。ステンレスのお風呂は一点の曇りもなくぴかぴかです。先週のうちに隅々まで掃除しておいた床や壁は、さっと洗うだけできれいになりました。シャンプーやボディソープなどをきっちりと置きなおしたところで、またまた電話が鳴りました。でも今度は携帯電話で、和希からでした。いくら親友の和希といえども今日のこのタイミングです。ちょっとめんどくさいなあと思ってしまったのはナイショの話です。
「あ、啓太。今どこ?」
「どこって、家だけど」
「あ〜。なんだー。そっかー」
「なんだー、って。何? 俺、そろそろ夕食の準備はじめたいんだけど」
「ああそれそれ。今日、中嶋さんの誕生日なんだろ。松茸いらないかなーと思って」
「え。松茸♪」
 松茸という単語に啓太くんが反応しました。なぜなら今日の夕食、尾頭付き鯛の塩焼き以外の献立が、どうも今ひとつピンときていなかったのです。ちぐはぐとまでは言わないまでも、何かこう決め手に欠ける、みたいな。でももしここに松茸の土瓶蒸しがあったとしたら完璧なように思えました。
「そう。京都から天然ものの松茸が届いたんだけどさ。俺はこれから海外出張。成瀬さんは明日から合宿。今夜は旅行でこっちに来た妹さんたちと食事。で、啓太さえよければ空港に行く途中で大学に寄ってやろうかと思ったんだ」
「いいなあ松茸。土瓶蒸しにしたいなあ……。でも今、家なんだ……」
「悪いな。家まで行く時間はホントにないんだ」
「うん……。しかたないや。でも土瓶蒸しはいいアイディアだから自分で買うことにするよ。電話くれてサンキューな」
「変に電話してかえって悪かったな」
「そんなことない。この次はぜひ、ってな」
「あ、でもすぐそこにコンビニが見えてるからコンドル急便でおくってやるよ。今夜には間に合わなくても……。あ、啓太。ちょっと待って」
 どうやら明日の夜は松茸が食べられるようです。でも今日土瓶蒸しにするなら明日はちょっと目先を変えなければなりません。啓太くんはまだ食べたことがないのですが、松茸のすき焼きというものを京都のガイドブックで見たことがありました。これなら同じ松茸を使っていても土瓶蒸しとはまったく違っていそうです。これを第1候補にするとして、啓太くんはよく知らない料理なので電話を切ったらすぐに調べておこうと思いました。もし『お祝い』が長引いて(苦笑)明日、買い物に行けなくなった場合のことを考えると、鯛を引き取りに行ったときに一緒に買っておかないといけないからです。なのに和希はまだ電話の向こうでごにょごにょ言っています。
「和希ー。まだー? もーしもーしー?」
 もう。忙しいんだから切っちゃうぞ。ってか和希じゃなかったらとっくに切ってるぞ。と思いかけた頃。ようやく和希が出ました。
「ごめんごめん。成瀬さんがさ、啓太が取りに来るんだったら、妹さんたちと会うの中華街に変えてもいいって言ってくれてる。横浜の駅までなら来れるか?」
「何時頃かな」
「あーっと? 5時に京浜東北線のホーム、いちばん後ろで、だって」
 5時。啓太くんは壁にかかった時計を見ながら考えました。中嶋さんが返ってくるのが7時。鯛の塩焼きは6時に受け取る約束になっています。横浜駅から私鉄に乗り換えて、さらにバスに乗らなければならないのでちょっとタイトではありますが、なんとか行って行けないこともなさそうです。ただし、往復に使う時間を捻出するにはガラス磨きを諦めるしかないようです。中嶋さんが窓に映る啓太くんの顔を眺めたいと思わないよう、お祈りしておくことにしましょう。
「うん。大丈夫。行けそうだから成瀬さんに頼んでくれる?」
「オッケー」
「助かる。ホント有難う。成瀬さんも」
「うん。じゃな。帰ってきたらランチに行こう」
 こうして思いがけず手に入れた3本の松茸はどれも立派なものでした。さすがは啓太くんです。中嶋さんのお誕生日当日に、その日から海外出張する和希の家に最高級の松茸が届くなんて。しかも松茸だけでなく焼き松茸用のミニ七輪までついていました。でも今夜は土瓶蒸しなのでこれの出番は明日以降になることでしょう。

 啓太くんのマンションのひとつ手前のバス停前には大きなショッピングセンターがあります。スーパーももちろん入っているのですが、今日はいい品物があると言って中嶋さんがお気に入りの鮮魚店に直行です。おじさんともすっかり仲良しで、魚のことがよくわからない啓太くんにはとっても頼れる存在なのです。
「すみません、おじさん。急にすり身まで頼んじゃって」
「いいよー。うちは商売だからねぇ。前もって言ってくれたらなんとでもするよー」
「有難う。助かりました」
 土瓶蒸しには白身の魚を入れるのが普通なのですが、切り身を使うと今日のメインである鯛の塩焼きと同じようになってしまいます。だからすり身ができないか行きのバスの中から依頼してみたのです。でもここは魚屋さんであって練り物屋さんではありません。うまくいけばめっけもの、ダメもとくらいの感覚でお願いしてみたのですが、啓太くんの運の良さはこんなところでも発揮されたようです。絶妙のタイミングで焼いてくれていた尾頭付きの鯛はもちろんのこと、つやつやのすり身もできあがっていました。
「これで土瓶蒸しができます」
「いいねえ。土瓶蒸しかあ。すり身からいい出汁がでるよー。そこにきゅーっと酢橘を絞ってさあ」
「え? 何を絞るんです?」
「何って……、酢橘だよ。普通使うだろー?」
「……すっかり忘れてた……」
「あらら。荷物ここに置いといていいから買ってくれば? やっぱり酢橘がないと味が引き締まらないよ」
「……そうします」
 そうです。土瓶蒸しのふたの部分には酢橘が載っているものなのです。別に酢橘でなくても、レモンでも柚子でも柑橘類ならかまわないのですが、あいにく中嶋さんがコーヒー党なもので普段はレモンさえ置いていないのです。おじさんの言葉にぶんぶん頷いて買いに走った啓太くんでしたが、ここで思わぬ計算違いが生じました。青果店が意外に混んでいたのです。建物のぐるっと反対側にあるスーパーに行くより早いと思ったのに、啓太くん痛恨のミスです。お金を払いながら時計をみてみると、乗る予定だったバスにはもう乗れない時間になっていました。次は12分後です。ちょっとでも早く帰って支度をしたいのに。アタマをかかえていまった啓太くんに、鮮魚店のおじさんが配達用の自転車を貸してくれることになりました。バスを待つより1〜2分しか早くならないとは思いましたが、こんなふうに気が急いているときにはこの1〜2分が大きいもの。啓太くんは有難く自転車を借りることにしたのでした。

「うひゃっ。寒っ」
 外は日が落ちて一気に気温が下がったうえに、いつのまにか泣きそうなくらい寒くて強い向かい風までが吹いていました。
「やっぱバスで帰ったらよかったかなあ……。時間もそんなに変わんない訳だしなあ」
 ちょっとだけ後悔しつつ自転車をこいでいた啓太くんでしたが、上り坂をよいしょよいしょと昇って行くうちに、いつの間にか汗をかくくらいになっていました。夏のようにべたべたしたものでなくても、今の時季の汗だってじゅうぶんすぎるくらい不快なものです。マンションの駐輪場に自転車を止める頃には、啓太くんの服の下はもう汗でいっぱいになっていました。ミニとはいえ七輪と松茸と尾頭付き鯛の塩焼きと。かさばる荷物を両手に抱えながらダッシュした啓太くんは、裏口にしているドアから台所に入ると、とるものもとりあえずお風呂に向かいました。
 中嶋家のお風呂は便利になっていて、外からでも電話1本でお湯張りができます。ちょっと早いかなと思いつつ帰りのバスの中からお湯張りしておいて正解でした。服を脱ぐと中にこもっていた熱気が嫌な感じになっていたのです。それでなくても新陳代謝の盛んなお年頃です。自分では気づかないけれど、きっとひどいニオイだったに違いありません。こんな状態では帰ってきた中嶋さんにお帰りなさいのキスもできないところでした。
「あ〜。やばかった。お風呂いれててよかったぁ」
 とは言ってもお風呂に浸かる時間はありません。それに、せっかくきれいに洗ったお風呂には、やっぱり中嶋さんに先に入ってもらいたいじゃないですか。水の跳ねるシャワーも論外です。だから洗面器でさっとお湯をかぶることにしました。ボディソープをぬりたくってまたお湯をかぶるまで、わずか2分で終了です。新しい下着と服を着て、ちょっと濡れてしまった髪をバスタオルで拭いていると、玄関のドアチャイムが鳴りました。慌てて玄関に走る啓太くんの前でドアが開きます。
「中嶋さん! 早かったんですね」
「早く帰って来いと言ったのはおまえだろう?」
「えへへ。そうでした」
 思っていたより1時間近く早い帰宅です。お願いを聞いてもらえて啓太くんが、じつに幸せそうな笑みを浮かべて、中嶋さんのアタッシェケースを受け取ろうとした、まさにそのとき。中嶋さんが啓太くんの腕をつかんで引き寄せました。
「なんだ。いい匂いをさせてるじゃないか。待ちきれなかったのか。淫乱な子にはおしおきをしないといけないな」
「あ、いえ、その。夕食に焼きたての鯛を……」
「鯛か。なら大丈夫だ。腐っても鯛と言うしな。冷めたくらいじゃなんともなかろう」
 啓太くんのアタマの中では、松茸がとか新米がとかいった言葉がぐるぐる回っていますが、それを口にすることはできませんでした。だって中嶋さんの目が獲物を見つけた黒豹の目になっていたからです。哀れな獲物の啓太くんが逆らえるはずなどありません。
「さあ。俺が手を洗ってくる間に、いらないものを全部脱いでベッドに入ってろ」
 大きな手で啓太くんの頭をなでた中嶋さんは、そのまま洗面所の方へ行ってしまいました。ほんの一瞬、その後ろ姿を見送った啓太くんは、大急ぎでベッドルームに飛び込んだのでした。

 尾頭付きの鯛がどんなに冷たくなってしまってもいいんです。だって中嶋さんにとって本当の誕生日プレゼントは、このあと啓太くんが見せてくれる顔なんですから。ね。








いずみんから一言。

「唯一無二の……」の裏ではこんなことになっていました(笑)。
中嶋氏は「あれが無い知恵を絞って考えているのだから」
などと殊勝なことを言っておりますが、その努力をスルーして
いるのもまた、中嶋氏のようです(苦笑)。


作品リストへはウインドウを閉じてお戻りください。