カップリングなりきり100の質問 
中嶋啓太編
質問ご提供は BIANCA さま   

                       ―― 1 〜 50 ――

と  き : 5月第2日曜
ところ :  Y市内某所 中嶋英明邸 

1  あなたの名前を教えてください
中嶋「中嶋英明」
啓太「伊藤啓太です」

2 年齢は?
中嶋「21」
啓太「ついこの間、20歳になりました。えへへ……。半年ほどは中嶋さんと1歳違いです」

3 性別は?
啓太「男です」
中嶋「男だな」

4 貴方の性格は?
中嶋「勤勉で実直」
啓太「ええっっ!!」(思わず振り向く)
中嶋「何かおかしいか? 俺は何事にも手を抜いたことはないぞ」
啓太「……………………ああ。確かに。そう言われればそうですね(特にえっちとか、気に入ら
    ない相手を追い詰めるときとか……)」
中嶋「何か妙な納得をしているようだが……。まあいい。それよりおまえの性格はどうなんだ」
啓太「えっと……。一応、前向きな性格かな、とは思うんですけど」
中嶋「ほお……?」
啓太「えっ? えっ? えっ!?」

5 相手の性格は?
啓太「えーっ!?」
中嶋「なんだ、その反応は」
啓太「だって俺の口から言うんですか……?」
中嶋「いいから言ってみろ。言わないと……」
啓太「はっはい、言います。言いますってば……」
質問者「あ、皆さん。穏便に、穏便に。(あー。ちょっとなんかやばい雰囲気だった……)」
啓太「えっとね、ここだけの話にしてくれます?」
質問者「いいですよ」
啓太「中嶋さんは、実はとっても優しいんです。世の中には中嶋さんのことをサドだの鬼畜だの
    遊び人だのって言う人がいるのは知ってます。確かにS系なのは否定しようがないし、気
    に入らない相手には容赦がない。女の人とも遊んでます。でもそんなのは中嶋さんの上
    っ面でさえないんです。天才肌の王様と違って本当は努力家だし、遊ぶのは上手かもし
    れないけど、俺に対してはちょっと不器用で、それでいて最大限の愛情を注いでくれてま
    す。俺がどんなにもたもたしてても、それが何であれ、じっと待ってくれてるのがその証拠
    です。これって本当の優しさなんじゃないですか? それにここだけの話、ホントはすごく
    寂しがりやさんなんですよ。でもそんな中嶋さんの一面は俺一人が知ってたらいいことだ
    から……。ここんとこオフレコでお願いしますね」
質問者「(前半も後半も、思いっきりすごい単語を並べてくれたな……)ええ。もちろんですよ(作
     り笑い)」
啓太「よかった。ね、中嶋さん?」
中嶋「(……誉められてるのかけなされてるのかわからんが……)ああ。ご褒美だ。こっちに来
    い、啓太」
質問者「あ、あの〜。膝に座るのはやめませんか?」
中嶋「何故だ? 啓太が俺の膝に座ったら質問ができないのか」
質問者「いっいえ、そういう訳じゃ……(あはは……。どうしよう。目のやり場がない……。啓太く
     んの性格を聞いてないけど、もう知らんふりして進んじまおう)」

6 二人の出会いはいつ?どこで?
啓太「転校してきた日です。王様に呼ばれて学生会室に行って、そこで」

7 相手の第一印象は?
啓太「(くすくす)真面目で堅物の副会長、です」
中嶋「理事長の依頼で護衛を頼まれてたから、どんなのが来るか楽しみにしてたんだ。だから
    第一印象は『へえ? これがねぇ』だった」
啓太「こっ、『これ』ですか?」

8  相手のどんなところが好き?
啓太「えーっ? どこだろう。かっこいいところ、かな……。あ、違う違う。傍にいると安心できる
    ところ」
中嶋「尻尾を振ってついてくる子犬みたいなところだな」
質問者「(ははあ、なるほど……)」

9 相手のどんなところが嫌い?
啓太「そりゃあもちろん意地悪なところですよっ。ちゃーんと知ってるくせに知らん顔して、俺が
    拗ねたり慌てたりするのを見て喜ぶんです」
中嶋「しかしあれは1度見たらやめられんぞ?」
啓太「もうっ、中嶋さんったらっ(ほっぺたプッ)」
質問者「(かっ、かわいい……)まあまあまあ、啓太くん落ち着いて。では、中嶋さん。啓太くんの
     どんなところが嫌いですか」
啓太「ええっっ!? 中嶋さん、俺の嫌いなところってあるんですか?(思いっきり不安)」
中嶋「ある」
啓太「うそっ。どんなところですか? 俺、一生懸命直します。だから言って下さい!!」
中嶋「誰にでも愛想が良すぎるのはおまえのいちばんの欠点だ」
質問者「あの〜。それってむしろ……」
中嶋「(じろっ)」
質問者「あ、そ、そうですねっ。啓太くん。気をつけた方がいいですよっ(焦)」
啓太「そうなんだ……。これから気をつけます(しょんぽり)」
質問者「(怖かったぁ……。視線で殺すってあのことだな……)」

10 貴方と相手の相性はいいと思う?
中嶋「まあ、悪くはないんじゃないか? この俺が、もう4年もつづいてることだしな」
啓太「えー? 最高なんじゃないのかなあ?」

11 相手のことを何で呼んでる?
中嶋「啓太」
啓太「中嶋さんです」

12 相手に何て呼ばれたい?
啓太「え? 『啓太』以外に何かあります……?」
中嶋「俺も別に不満はない。殿だのご主人様だの呼ばせる趣味もないしな。ただ留学したら名
    前で呼ぶ癖をつけさせないといけない、とは思っている」
啓太「なっ……、名前で呼ぶんですか? 俺が? 中嶋さんを!?」
中嶋「英語で俺のことを何と呼ぶ気だ? Mr.Nakajimaとでも?」
質問者「そうですね。確かにそれは変です」
啓太「でででででででででも」
中嶋「どもるな」
啓太「そっ、それは対外的なことですよね。たとえば家でふたりきりでいるときとかは……」
中嶋「さあ? どうかな(にやり)」
啓太「えーっ? 今、にやっと笑ったでしょ? 何なんですかぁ?」

13  相手を動物に例えたら何?
中嶋「さっきも言ったが子犬だ。柴犬の子犬」
啓太「う〜ん。サーベルタイガーかシベリアトラ」

14  相手にプレゼントをあげるとしたら何をあげる?
啓太「そっ、それなんですよっ!! 聞いて下さいっ」
質問者「はい」
啓太「中嶋さんってば、俺の誕生日に何くれたと思います?」
質問者「誕生日……って、ついこの間、といっていたときですか?」
啓太「そう。20歳の誕生日だからって言って……」
質問者「さあ、なんでしょう。結婚指輪とか」
啓太「そんなくらいじゃ騒ぎませんよ」
質問者「婚姻届」
啓太「出せなきゃ意味ないじゃないですか」
質問者「あ、いや。養子縁組とかかな、と」
啓太「中嶋さんは俺とこうなったことを、俺の両親に対して申し訳ないと思ってくれてるんです。
    だから俺の苗字を変えるなんてことはしないんです!」
質問者「……すみません。ではギブアップです。何をもらったんですか?」
啓太「……この家」
質問者「はあっ?」
啓太「だから『この家』なんですよっ。お祝いだと言って名義の書き換えをしちゃったんです」
質問者「はああ〜っ(思わずリビングを見回す。むっちゃ広いやんか。リビングだけでうちの家よ
     り広いぞ。天井も高いし)。……そりゃまた、豪勢な……」
啓太「俺もう、どうしたらいいのか……」
中嶋「どうもしなくていいと何度も言っただろう」
啓太「俺にはそんなふうには思えないんですよぉ」
質問者「えーっと。じゃあ中嶋さんにお聞きします。啓太くんにこのマンションをプレゼントしよう
     と思った理由はなんですか」
中嶋「留学を控えているからな。他所より安全といったところでボストンもアメリカにすぎん。俺
    に何かがあったとき、こいつが困らないようにしただけだ。同じ理由で株券も少し名前を
    変えておいた」
啓太「ええっ!! 株券もだったんですかっ!?」
中嶋「当然だろう。家だけあっても生活できないと話にならん」
啓太「そんな……」
質問者「なるほど……。啓太くん、愛されてますねぇ(しみじみ)」

15 プレゼントをもらうとしたら何がほしい?
啓太「もう何もいりません。中嶋さんが傍にいてくれるのが一番うれしいです」
中嶋「こいつがない知恵をしぼって考えたものなら何でもいい。花柄のシャツやらくまのぬいぐるみやらは困るが、そんなものは最初から選ばないだろうしな」
質問者「(くまのぬいぐるみ……? 誰かにもらったんだろうか……?)

16 相手に対して不満はある?それはどんなこと?
中嶋「もう少し手がかからなくなってくれればいいんだがな」
啓太「……すみません」
質問者「そこですぐにその言葉が出てくるってことは、思い当たるフシがある訳ですね」
啓太「ええ、まあ……。一応(赤面)」
質問者「では啓太くんの不満はなんですか」
啓太「えーっと。……そうだなあ。あんまり女の人と遊んで欲しくないかな」
中嶋「あんなもの。遊びのうちにも入らないと言ってるだろう。だいいち俺から誘ってる訳じゃ
    ない」
啓太「それは分かってますよっ。だけど俺は中嶋さんしか知らないのに、中嶋さんばっかり
    あっちこっちで……」
中嶋「なんだ。そんなことか」
啓太「中嶋さんにとってはそんなことでも、俺にとったら大事なんですっ」
中嶋「じゃあ今度、適当なのを見繕ってやるから、筆下ろしでもさせてもらってこい」
質問者「(思わずブッ)し、失礼しました……。おや? どうしました? 啓太くん」
啓太「(耳まで真っ赤になって首を横に振る)……いえ。あの……、いいです」
中嶋「何故だ。そこが不満なんじゃなかったのか」
啓太「不満です。不満ですよっ。でもそんなの、俺の行動が把握されてるってことじゃないです
    か。女の人としてきたの知ってる中嶋さんのところに、どんな顔して帰ってきたらいいん
    です? そんなことできませんよっ」
中嶋「ほお? ということは俺の眼を盗んで浮気でもしてくるつもりだったか」
啓太「えっ!? そっ、そっ、そっ、そんなこと……。絶対にしませんっっっ。ってか、絶対にできませ
    んっ!! (大焦)」
中嶋「見繕われるのは嫌だ。浮気はできない。じゃあ最初から文句を言うな」
啓太「……はい……」
質問者「(ああ……。なんかこのふたりって、普段からこうなんだろうなあ……)

17 貴方の癖って何?
啓太「なんだろう?」
中嶋「そんなものはない」

18 相手の癖って何?
中嶋「驚いたりしたときに、目を大きく見開いてこっちを凝視するんだ。ただでさえ大きな目だか
    らおもしろい。あと、もぐりこんだ布団の中で犬みたいに丸くなって寝ている。あれで息苦
    しくないものだと感心するな」
啓太「えっ!? じゃあもしかして、この間、俺用の掛け布団を買ってくれたのは……」
中嶋「おまえが窒素死してからでは遅いだろう」
啓太「よかったあ……!! 実は俺、夜中に中嶋さんの布団を取っちゃってたんじゃないかと思っ
    て、心配してたんです」
中嶋「そんなもの気にしておまえと一緒に寝られるか」
質問者「と、言いますと?」
中嶋「取られた布団は奪い返せばすむことだ」
質問者「あ、あはははは……。そうですね。(って、さりげなくいちゃいちゃしてるな、こいつら)。
     では啓太くん、中嶋さんの癖はなんですか」
啓太「えーっと、眼鏡のブリッジを押し上げます」
中嶋「それは癖か? 眼鏡をかけているやつなら誰でもするぞ?」
啓太「そうですか? あとは……。あっ、そうだ。雑誌とか読んでるとき、片手で俺の髪をさわっ
    て遊んでます」
中嶋「それも癖じゃない」
啓太「えーっ? 気がついてないんですか?」
中嶋「そうじゃない。知っててさわってるんだ。頭を撫でてやると、いつもうれしそうにしてるだ
    ろう」
啓太「……気がついてくれてたんですか……?」
中嶋「ふん。おまえの反応で俺の気づかないことがあると思ってたのか」
啓太「中嶋さん……!!(らぶらぶ)」
質問者「ああもう……、はいはい……」

19 相手のすること(癖など)でされて嫌なことは?
啓太「おねだりするとき、何でも言葉で言わせようとすることと、あとは焦らされること」
中嶋「俺以外の人間に笑顔を向けること」

20 貴方のすること(癖など)で相手が怒ることは何?
中嶋「こいつも言ってたが、焦らしてやったときは怒ってるな」
啓太「分かってるんならやめて下さいよぉ」
中嶋「顔を真っ赤にして目の端に涙を浮かべなくなったら、やめてやる」
質問者「えーっと……。それは?」
中嶋「やらなくなったらつまらんからやめるんだ」
質問者「ああ……。つまり、その顔が見たくてやっている、と……?」
中嶋「そういうことだ」
啓太「うわぁーーん。じゃあ絶対にやめてもらえないよぉ(号泣)」
質問者「(なんか屈折してるよなあ、この人たち)」

21 二人はどこまでの関係?
啓太「行き着くとこまで行っちゃってるんだと思います」
中嶋「特につけくわえることは何もないな」

22 二人の初デートはどこ?
啓太「ジャズバーでした」
中嶋「それは暗に『そこだけにしておいて欲しい』と言っているのか?」
啓太「そっ、……そう、です」
中嶋「見返りは今夜と思っていいのか?」
啓太「(真っ赤な顔で頷く)」
中嶋「だ、そうだ。アブシンス・グリーンという名前のジャズバー」

23 その時の二人の雰囲気は?
中嶋「大人社会の見学に来た子供と引率者」
啓太「えーっ?」
中嶋「違うか?」
啓太「えーっと。んーっと、えーっと……。あれ? 違わないかも?」

24 その時どこまで進んだ?
啓太「清く正しいお付き合いでした」
中嶋「くくっ(笑)」
質問者「(なっ、何なんだろう。この笑いは……?)」

25 よく行くデートスポットは?
啓太「デートスポットっていう訳じゃないですけど……。家の近くをときどき散歩します。ドライブ
    も楽しいですけど、散歩だと中嶋さんが俺と同じものを見てくれるから好きなんです。ハン
    ドル持ってたら脇見はできませんから」
質問者「そうですね」

26 相手の誕生日。どう演出する?
中嶋「演出かどうかはわからんが、それなりの店に連れていって食事をして、それなりのホテル
    に泊まる」
啓太「俺の分のデザートには、ちゃんと名前を入れてくれてるんですよぉ」
質問者「なるほど。では啓太くんは?」
啓太「えーっと。あの……(もじもじ)。言わないと駄目、ですか……?」
質問者「ええ一応」
啓太「えーっと、その……。首輪、をですね……(もじもじ)」
質問者「はい」
啓太「中嶋さんに『つけてください』とお願いします(もじもじもじもじ)」
質問者「ああ、そう……。そうなんですか。それはそれは……(コメントのしようがない返事、多
      いなあ……)

27 告白はどちらから?
啓太「……無理やりさせられました」
中嶋「無理やりだと? じゃああれは本心じゃなかったとでも言うのか?(室温一気に下降)」
啓太「違います。あれは本心でしたっ。言えたとき、すっごくうれしかったんですっっ」
中嶋「では何も問題はないんだな?」
啓太「は……、はい……」
質問者「(なるほど。そういうふうにして言わせた訳か)」

28 相手のことを、どれくらい好き?
啓太「そんなの、たとえることはできません。高さで言ったらエベレストよりは高いし、深さで言
    ったらマリアナ海溝より深いんです」
中嶋「へえ……?」
啓太「へえってなんですか? へえってっ!?」
中嶋「さあな(にやり)」

29 では、愛してる?
啓太「はい」
中嶋「さあな(にやり)」
啓太「って、さっきからそればっかりじゃないですか(泣)」

30 言われると弱い相手の一言は?
啓太「『いい子だ』……ですかね?」
中嶋「別にないな。強いて言えば目を潤ませて言う『おねがい』くらいか」
質問者「(どういうシチュエーションで言ってんだか……)

31 相手に浮気の疑惑が! どうする?
啓太「泣きます。でも実家に帰ったりはしません。だって俺がいない間にその人が入ってきたり
    したら嫌だから」
質問者「ああ確かに。それは嫌ですよね。……では中嶋さんは?」
中嶋「許さん」
質問者「もうちょっと具体的にお願いします」
中嶋「(―― 突如ブリザードの嵐が吹き荒れ始める)」
質問者「あ、はいっ、わかりました!! 次の質問行きますっ!!」

32 浮気を許せる?
中嶋「だから……」
質問者「許さないんですよねっ!? はいっ、有難うございましたっ。で、啓太くんは?」
啓太「許せないです。でもきっと表面上は許したふりをしたりするのかも……」
中嶋「安心しろ。俺が本気で浮気をするときは、おまえには絶対さとらせない」
啓太「それって『安心』って言うのかなあ……?」
中嶋「気づかなければ不安になることもない」
啓太「あっ、そうか。そうですよねっ」
質問者「(そこで納得するな、って……)

33 相手がデートに1時間遅れた! どうする?
中嶋「待たずに帰る」
啓太「中嶋さんは絶対に遅れたりしないし、俺は中嶋さんを待たせるなんて、そんな怖いことで
    きません。だからふたりともデートには遅れません」
質問者「いや、これはあくまで仮定の質問で……」
啓太「仮定もへったくれもありません。たとえばあなただったら、中嶋さんを待たせられますか?
    しかも1時間ですよ?」
質問者「……できませんね」
啓太「でしょう?」

34 相手の身体の一部で一番好きなのはどこ?
啓太「大きな手も好きだけど……。やっぱり眼かな。普段はきつい眼が、ふっと緩む瞬間がある
    んです。そこがすごく好き。あと鎖骨も」
質問者「鎖骨ですか? それはまたなんとも……。マニアックとでもいいますか……」
啓太「そうですか? すごく綺麗なんですけど」
質問者「ははあ(よくわかんないけど、これ以上の追求は止めたほうがよさそうだ)……。では
     中嶋さんは?」
中嶋「手触りがよくて俺の手の中にすっぽりおさまる小ぶりの尻、と言いたいところだが、こいつ
    が怒るだろうから、くるくる表情の変る顔、ということにしておこう」
啓太「それってしっかり言ってるじゃないですかあっ(泣)」

35 相手の色っぽい仕種ってどんなの?
啓太「乱れた前髪をわずらわしげにかきあげるとき、かな……?」
中嶋「こいつはこんなお子ちゃま風だが、なにをさせても色っぽいんだ。その中からひとつ選ぶ
    とすると……。そうだな。潤んだ目で俺を見上げる仕種、だろうか。特に入れてやる直前
    の、期待しているくせに怯えたような顔の時がいい。ビデオで隠し撮りしていたら、さぞや
    いい値がつくだろうと思う」

36 二人でいてドキっとするのはどんな時?
啓太「そりゃもう、いきなりスイッチが切り替わった時、ですよっ」
中嶋「料理の本を真剣に読んでいる時だな」
質問者「は!? 料理の本、ですか?」
中嶋「晩飯に何を食わされるのかと思うとドキッとする。まあ過去に何を食わされたのか、明言
    は避けるが(苦笑)」
啓太「(下を向いて真っ赤になっている)」
質問者「(うーん。どんな料理を出したんだろう……?)」

37 相手に嘘をつける? 嘘はうまい?
啓太「……ヘタです。だから最初から嘘はつきません」
中嶋「相手にさとられるような嘘はつかん」

38 何をしている時が一番幸せ?
中嶋「こいつの寝顔を見ているとき、だな」
啓太「中嶋さんに『お帰りなさい』って言うときです」
質問者「お帰りなさい、ですか?」
啓太「おはようございますとかおやすみなさいとかは、一緒に暮らしてなくても言えるでしょう?
    でも中嶋さんに『お帰りなさい』って言えるのは俺だけだから」

39 ケンカをしたことがある?
啓太「怒られることはあっても、ケンカは……。どうだろう?」
中嶋「おまえが勝手に勘違いして怒ってることはよくあるけどな」

40 どんなケンカをするの?
啓太「だからケンカじゃないと思うんで……」

41 どうやって仲直りするの?
啓太「中嶋さんが怒ってたときはお仕置きをされます」
質問者「啓太くんが怒っていたときは?」
啓太「『俺を信じなかった罰だ』と言って、お仕置きをされます」
質問者「……要するに、お仕置き、なんですね」
啓太「……はい……」
質問者「……お疲れ様です」
啓太「……はい……」

42 生まれ変わっても恋人になりたい?
啓太「もちろんです」
中嶋「勝手なことを言うんじゃない」
啓太「え……?」
中嶋「おまえは未来永劫俺のものだと言ってあるだろう。勝手に生まれ変わるのは許さん」
啓太「中嶋さん……!!(らぶらぶ)」
質問者「(うっわー。あつぅ)」

43 「愛されているなぁ」と感じるのはどんな時?
啓太「今です」
中嶋「24時間年中無休で感じてるな」

44 「もしかして愛されていないんじゃ・・・」と感じるのはどんな時?
中嶋「感じたことがないから分からない」
啓太「最初の頃は真意がわからなくてときどき感じましたけど、このマンションに引っ越して
    からはないですね」

45 貴方の愛の表現方法はどんなの?
中嶋「こいつのレベルをひきあげてやること」
質問者「何のレベルですか?」
中嶋「すべてにおいて、だな。高校時代は学力だった。今は海外に出ることを考えて、語学、
    服装の趣味、チェスやビリヤードなどの遊び、楽器など。それとは別に、料理やセックス
    テクニ……」
啓太「あーっ、はい、はいっ!! 俺はですねっ、それについていくこと、ですっ!!」
中嶋「くっ(笑)」

46 もし死ぬなら相手より先がいい? 後がいい?
啓太「もちろん先ですよ。後に残されたら、俺もうどうしたらいいか……(涙目)」
中嶋「後だな。俺が死んで悲しむこいつの顔を、誰にも見せたくない」

47 二人の間に隠し事はある?
啓太「ないです。嘘と一緒ですぐにばれるから、最初からしません」
中嶋「おまえ、希望学部を経営にしてたの黙ってたじゃないか」
啓太「黙ってたんじゃないですよぉ。一緒にしなきゃいけない、なんて思いつきもしなかった
    だけです」
中嶋「(無言。片眉だけがはねあがる)」
質問者「まあまあ、今はラブラブなんだから問題ないじゃないですか。ところで中嶋さんは隠し
     事は?」
中嶋「ないな。言ってないことはあるが、隠していることは何もない。聞かれれば答えている」
啓太「(さあな、とか言って誤魔化す方が多いくせに……)」

48 貴方のコンプレックスは何?
啓太「中嶋さんみたいに顔も頭もよくないし、足は短いし女の人にはもてないし、何をやっても
    どんくさいし……」
中嶋「あれを言い出したら何時間あっても終わらんぞ(タメイキ……)」

49 二人の仲は周りの人に公認? 極秘?
啓太「わざわざ言って歩いたりはしませんけど、隠してもいません。だから周囲の人はみんな
    知ってると思います。BL学園関係者には公認と言ってもいいかな?」
中嶋「そうだな」

50 二人の愛は永遠だと思う?
中嶋「永遠という言葉の定義があいまいだが……。まあ、その程度の期間なら、こいつも離れて
    いったりしないだろうさ」
啓太「もちろんですっ(らぶらぶ)」






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