カップリングなりきり100の質問 | |
七条・啓太編 | |
質問ご提供は BIANCA さま |
―― 1 〜 50 ―― と き : 1月(成人の日) ところ : BL学園内 応接室 1 あなたの名前を教えてください 七条「七条臣です」 啓太「伊藤啓太です」」 2 年齢は? 啓太「16です」 七条「残念ながら、まだ17歳です」 質問者「残念、と言いますと?」 七条「僕がもう少し大人だったら、伊藤くんをもっともっと護ってあげられるし、もっと余裕を持っ て接してあげられるのに。そう思うと自分の若さが悔しくて仕方ないです」 啓太「そっ……、そんなことないですっ。だってもし半年。たった半年ですよ? 七条さんの生ま れるのが早いか遅いかしたら、七条さんは西園寺さんに会えなかった。そうしたら俺たち は出会えなかったんです。だから七条さんは今の年齢でなきゃ駄目なんです ! !」 七条「伊藤くん…… !! (らぶらぶ)」 質問者「あの〜。お取り込み中、申し訳ないんですが……。あとまだ98問も残ってるので……。 えーと。聞いてくださ〜い。ねぇ! 聞いてってば !! (怒)」 3 性別は? 七条「男ですね」 啓太「俺も。男です」 4 貴方の性格は? 七条「善良で温厚。何事につけきちんとしていると思います」 啓太「明るい、とか、前向き、とかよく言われます」 5 相手の性格は? 啓太「(くっ、黒い……?)」 七条「太陽ですね。まさに」 啓太「(ときどき胡散臭くなるし……?)」 七条「伊藤くんがいなかったら、僕はどうなっていたかわかりません」 啓太「(尖った尻尾が揺れたりもしてるし……)」 七条「あの笑顔を見ているだけで、僕は救われているんです」 啓太「(顔の筋肉だけで笑ったりするし……)」 質問者「なるほど。まさに太陽ですね。……では伊藤くんは?」 啓太「(翼がばさばさしてるときなんて、もう怪しすぎるっていうか……)」 質問者「伊藤くん?」 啓太「うわわあっ。は、はいっ(焦っ)?」 質問者「七条クンの性格なんですけど?」 啓太「ははは、はいっ(焦)。とっても優しいですっ。好きなだけ甘えさせてくれるし、安心させてく れるし。もう最高ですっっ(大焦)」 質問者「(……焦るような質問だったっけか? ここ……)」 6 二人の出会いはいつ?どこで? 七条「伊藤くんが転校してきた日です。西園寺からお茶にお招きするよう言われて、僕がお誘い に上がりました。そのときですね。場所は学食だったかと思います」 7 相手の第一印象は? 七条「可愛い子、でした」 啓太「不思議な雰囲気の人。お茶に行ってからは『女王様のナイト』だと思いました」 8 相手のどんなところが好き? 啓太「安心して甘えさせてくれるところ、かな」 七条「伊藤くんは僕と目が合うと、本当にうれしそうに笑ってくれるんです。日本には 『 花のほこ ろぶような笑顔 』 という表現があるそうですが、僕を見る伊藤くんの笑顔はまさにそれで す。だからどんなところが好きかと聞かれれば、そんな笑顔を浮かべてくれるところ、でし ょうか」 質問者「それは恋人として最高ですね」 七条「ええ。とても」 啓太「(はっ、恥ずかしいのかうれしいのか、分からなくなってきた……)」 9 相手のどんなところが嫌い? 七条「伊藤くんは誰かと一緒にいることが多いんですよ。そんなときにばったり会ってもキスどこ ろかゆっくり話すこともできません。でも伊藤くんは人気がありますからね。仕方がないと は思うんですが……ああ、でもこれは『嫌いなところ』とは違いますね」 質問者「では、嫌いなところはない、と解釈してよろしいですか?」 七条「ええ。そうして下さい」 質問者「では伊藤くんは?」 啓太「えーっと。俺も、嫌いなところとはちょっと違うと思うんですけど……」 質問者「かまいませんよ」 啓太「七条さんは周りに対して壁を作りすぎると思うんです。だからみんなから誤解されちゃうん です。ちょっと黒くて胡散臭かったりもしますけど、本当は優しいし親切です。でも七条さん はみんなから分かってもらえなくてもいい、みたいなところがあって……。俺はみんなが 誤解してるのが悔しいんです。もうちょっとみんなから理解してもらえるように努力してく れたらいいのにな、って思うときが有ります」 七条「伊藤くん。君はそんな風に僕のことを思ってくれていたんですね。気づいてあげられなくて ごめんなさい」 啓太「いいんです。だって、そんなところも含めて七条さんなんだなあって、思えるようになって きたから」 七条「伊藤くん……!!」 啓太「七条さん……!!」 質問者「ああ、えっと。その……。先ほども申しました通り、らぶらぶは後ほどということでお願い したいんですけど……。ねぇ、聞いてる?」」 10 貴方と相手の相性はいいと思う? 七条・啓太「(らぶらぶらぶらぶ)」 質問者「(もういいや。勝手に「はい」って書いとこう。怒)」 11 相手のことを何で呼んでる? 七条「伊藤くんです」 啓太「七条さんです」 12 相手に何て呼ばれたい? 七条「そうですね……。名前の方は呼んでもらう機会もありますので、別にないですね」 啓太「俺も。右に同じです」 13 相手を動物に例えたら何? 七条「子犬……でしょうか?」 啓太「えー? なんだろう。考えたこともなかったから。うーん……。えーっと……」 質問者「出ませんか? だったらパスと言うことで……」 啓太「いっ、いえっ !!」 七条「おや? 何か思いついてくれたようですね」 啓太「はいっ! タスマニアンデビルですっ !! 真っ黒だけど、漂白したら七条さんそっくり(笑)」 質問者「……漂白……」 七条「……………………………………」 14 相手にプレゼントをあげるとしたら何をあげる? 啓太「七条さん、甘いものが好きだから……。アイスクリーム券なんてどうかなあ」 七条「ああ。それはいいですね。また、あんなふうに食べていいですか?」 質問者「『あんなふうに』 って、どんなふうなんですか?」 七条「ああ。それは……」 啓太「ししし七条さん……っ(真っ赤)」 七条「なんですか?(平然)」 啓太「そそそそんなことより、七条さんは俺に何をくれるんですか?」 質問者「あのぉ。今、どんなふうかという質問中なんですが……」 啓太「どんなふうもこんなふうも、普通にただ食べてるだけですーーーーーっ(力説!)」 質問者「(……アヤシイ)」 啓太「あーんして、とか、口移しとか、そんなことはしてないんですっ !!」 質問者「(限りなくクロに近いけど……)分かりました。では七条くんは? 啓太くんに何を上げ ますか?」 七条「そうですね……。『 僕 』 じゃ駄目でしょうか?」 啓太「ぼ……っ !! (赤面)」 七条「お好みの場所に、リボンを結びますよ」 啓太「だだだだだだからぁぁぁぁっ !!」 七条「うふっ」 15 プレゼントをもらうとしたら何がほしい? 七条「今の伊藤くんの表情だけで十分ですよ」 質問者「そうですね。確かにそれだけの価値はありましたっ」 啓太「? どういうこと……ですか?」 七条「もちろんナイショです」 質問者「はい(笑)」 啓太「(なんか……。ふたりで結託してない?)」 16 相手に対して不満はある?それはどんなこと? 七条「ああ……。これはさっきの『嫌いなところ』で答えてしまいましたね」 啓太「すぐ 『ナイショ』 っていうところ(拗)」 17 貴方の癖って何? 七条「プログラミングをしながら、伊藤くんのことを考えてしまっていること……。でしょうか」 質問者「……それで手が動くんですか?」 七条「よく 『 ケーキは入るところが別 』 って言いますでしょう。僕の脳にとって、伊藤くんを考え る部分はまさにこのケーキホールなんですよ」 質問者「ははあ……。まさに達人ですね」 七条「おそれいります」 質問者「それでは啓太くんは?」 啓太「すぐ赤くなっちゃうのって癖ですか?」 18 相手の癖って何? 啓太「顔の筋肉だけで笑えるのは……。癖っていうのとは違うかなあ」 質問者「どちらかというと、特技の範疇に入る気もしますね」 啓太「そっか……。じゃあえっと……。あっ、そうだ !! 口元に立てた人差し指をあてて「ナイショ です」っていいます」 質問者「ああ。さっきやっていたアレですね」 啓太「あ、そうです。そうです。あと……。楽しいときに尻尾が揺れたりしています」 質問者「……は? 何が揺れるとおっしゃいました?」 啓太「だから尻尾です」 質問者「……」 啓太「ほら(七条の尻尾を持ち上げて見せる)」 質問者「……本当ですね。とても楽しそうです……(汗)」 啓太「ね!?」 質問者「(早く帰りたい…… !!)」 19 相手のすること(癖など)でされて嫌なことは? 啓太「えーっと。 『ナイショ』 、くらいかなあ……。なんだか疎外感を感じちゃうんです」 七条「僕は別にないですね。伊藤くんのすることは何でも愛おしいですから」 20 貴方のすること(癖など)で相手が怒ることは何? 七条「ナイショ、ですね。やっばり。伊藤くんが怒るのは分かっているつもりなんですが、これが なかなか……」 質問者「お気持ちは分かる気がしてきました(笑)」 21 二人はどこまでの関係? 啓太「えーっと……。えへへへ(幸笑)」 質問者「つまりナイショということですか?」 七条「とんでもない! 世界中の人にだって知らせたいくらいです。僕と伊藤くんは心から愛し 合っています、ってね」 質問者「それはそれは。ごちそうさまでございます(笑)」 七条「どういたしまして」 22 二人の初デートはどこ? 七条「オカルトショップに行きましたっけ?」 啓太「帰りにふたりでパフェを食べたんですよね」 23 その時の二人の雰囲気は? 七条「もちろん、良好でしたよ。ただ、僕が子供の頃の話をしたものですから、少し驚かせてしま ったようです」 啓太「ごめんなさい。俺……」 七条「いいんですよ。僕はそんなふうに驚いたり、怒ったり、悲しんだりしてくれる伊藤くんが、と てもうれしかったんですから」 啓太「七条さん……(らぶらぶ)」 24 その時どこまで進んだ? 七条「もちろん、手さえ握りませんでしたよ。誰かさんじゃあるまいし、最初からそんな下心あり ありで出かけたりなんかしません」 質問者「……失礼致しました(で。誰かさんって誰?)」 25 よく行くデートスポットは? 啓太「べつに決まったところなんてないですよね?」 七条「ええ。しいていえば、必ずパフェの美味しいお店に寄ること……くらいでしょうか」 質問者「パフェですか!?」 七条「僕も伊藤くんも甘いものが大好きなんですよ」 質問者「なるほど。でもどうしてパフェに限るんですか? ケーキでもよさそうですが」 七条「ケーキはお持ち帰りができるでしょう? パフェはそこでしか食べられませんからね。一緒 に出かけられないときは、お土産にケーキを買って帰ります」 質問者「……じつに論理的なお答え、有難うございました……(笑)」 26 相手の誕生日。どう演出する? 七条「出会ったときには、ふたりとも誕生日が過ぎていたんです。だからまだお祝いしたことは ありません。でも僕にできる限り、精一杯のお祝いをしたいと思っています」 啓太「俺は……。どうかなあ。豪華な食事会とかはきっと西園寺さんがしてくれるだろうから、ア イデア勝負でいきたいかな」 七条「それはうれしいですね。伊藤くんが僕のために知恵を絞ってくれるなんて」 啓太「そんな……。知恵を絞る、っていうほどじゃないですよ(笑)。七条さんの誕生日は9月だ から、今からぼちぼち考えます」 質問者「七条クン。9ヶ月後が楽しみですね」 七条「はい(幸笑)」 27 告白はどちらから? 七条「僕の方です」 啓太「あのときは驚いたなあ(笑)」 質問者「何を?」 啓太「だって、それまでの七条さんってそんな素振りさえ見せなかったんですよ? それがいき なり、なんだもの」 七条「うふっ。ごめんなさい」 啓太「それもあんなやり方だし」 質問者「あ、あんなってどんなだったんですか?」 七条「ナイショです」 質問者「(くそっ !!)」 28 相手のことを、どれくらい好き? 啓太「えー? 『すごく』かなあ」 七条「世界中の誰よりも、です」 29 では、愛してる? 七条「もちろん」 質問者「……即答でしたね」 啓太「えへへへへへへへへ(幸笑)」 30 言われると弱い相手の一言は? 啓太「なんか、考えたこともないような質問、多くないですか?」 質問者「すみません。こういうのが聞きたいと思った人がいるんですよ」 啓太「うーん。なんだろうなあ。『一言』 って言われると、すごく難しいです」 質問者「じゃあ、ふたつでもみっつでも構わないですが?」 七条「僕も、伊藤くんがどんなことばに弱いのか、知りたいですね」 啓太「………… (ぼそっと) 知ってるくせに……」 質問者「ご存知なんですか?」 七条「いえ。見当もつきません」 啓太「もうっ。俺は七条さんに言われたら何だって弱いんです! だから 『 一言 』 って言われる と、すごく難しいんです!!」 質問者「おやおや。今度は七条クンが笑う番ですね(笑)」 七条「はい(幸笑)」 31 相手に浮気の疑惑が! どうする? 七条「呪い殺しますね。もちろん相手の方を、ですけど」 啓太「あはははは(ありそうで笑えちゃうよ)」 質問者「の、呪うんですか?」 七条「えっと、僕は日本語がまだよく話せないのでそう言ったんですが……。具体的に言えば、 魔法陣を描いてアシュタロトさまを呼び出し、魔界へ連れ去っていただきます。これを呪う と表現したわけなんです」 質問者「……そうですね。まさに呪っているのではないかと思います(滝冷汗)」 七条「これだと証拠が残らないところがいいでしょう?」 質問者「完璧ですとも !!(大冷汗)」 啓太「(あーあ。七条さんに遊ばれちゃってるよ……)」 32 浮気を許せる? 七条「もちろん」 質問者「許せるんですかっ !?」 七条「いいえ。もちろん許しません(にっこり)」 質問者「……そうですよね(そんなトコでにっこり笑わないで欲しい……)」 33 相手がデートに1時間遅れた! どうする? 啓太「外で待ち合わせたことってあんまりないですよね」 七条「学園にいるときは寮から一緒に出かけますので、たとえ遅れても遅刻とは少し違うように 思います」 質問者「じゃあ仮に、どうしても別行動になってしまったとして下さい。それで学園に戻るのに待 ち合わせをしていたら相手が遅れた、ということで」 七条「1時間も待たせる前に携帯で電話していますね」 啓太「そうですよね。普通、5分以上遅れるときは連絡するのがマナーだと思います」 質問者「(……なんか、かわいくないなあ) ではエレベーターの中に閉じこめられてたらどうしま す? しかも地下2階で。これだと携帯電話は繋がりませんよ」 七条「……あなたも職務熱心な方ですねえ(苦笑)」 質問者「ええまあ。これで報酬をもらっているわけですので」 七条「そういう場合なら待ちます。伊藤くんは理由もなしに遅くなったりしないし、遅くなったから といって勝手に帰ったりする子じゃないからです。待たせている方が待っているよりよほど 精神的につらいものでしょう?」 啓太「俺は……。そうだなあ。こっちから携帯かけてどうしても繋がらないんだったら、西園寺さ んに相談してみるかも。あの人なら解決策を考えてくれそうだし」 質問者「(……最初っからそうやって答えてくれてればいいのに……。怒)」 34 相手の身体の一部で一番好きなのはどこ? 啓太「優しいまなざしです。大きな手も好きかな。なんだか安心できるから」 七条「滑らかな肌ですね」 質問者「そ、それはなんとも……」 七条「確かに男の子ですから郁ほどじゃないと思いますが……。それでもフランス人の血の混じ った僕なんかには、望むべくもないくらい滑らかでいい手触りです」 35 相手の色っぽい仕種ってどんなの? 七条「もちろん、僕を受け入れようとしているとき、ですね。恥ずかしいと言って顔を隠そうとする んですが、その仕種は本当に色っぽいです。見た目はこんなに男の子なのに、手をほん の少し動かすだけで信じられないくらい色っぽくなるんですよ」 質問者「(ゴクッ)……見てみたいです……」 七条「駄目。僕だけの宝物です。うふっ」 質問者「(けち!)……では啓太くんは?」 啓太「うーん。服を着てるところ、かなあ」 質問者「脱ぐところ、じゃなくて?」 啓太「そうなんです。脱いでるところがどんなに色っぽくても、それってある意味、あたりまえみた いなところがあるじゃないですか。でも七条さんが服を着てるところって、なんだかうっとり と眺めちゃうんです」 質問者「それもまた見てみたい気がしますね(笑)」 36 二人でいてドキっとするのはどんな時? 啓太「七条さんっていつも穏やかで表情なんてほとんど変えないんですけど、ときどきすごく寂 しそうな瞳をするんです。口元の微笑なんか同じなのに、瞳だけが。そんなときドキッとし ますね。俺が傍にいるだけじゃ、まだまだ駄目なんだなあって思います」 七条「それは伊藤くんが悪いんじゃないです。僕はまだ、こんな幸せな生活に慣れていないんで すよ。だからときどき、伊藤くんがどこかへいってしまうような気がして……」 啓太「大丈夫です。俺は七条さんの家になるんだって言ったでしょう? だからたとえ俺がどこ かへ行ってしまっても、七条さんがそこに帰ってきてくれたらいいんです。ね?」 七条「伊藤くん……!」 質問者「(ああ、はいはい。これで何度目? まだ3分の1なんだけど?)」 37 相手に嘘をつける? 嘘はうまい? 啓太「つけません。下手だから(苦笑)」 七条「嘘をつかなければならない理由がありませんので……。つける ・つけないと言うよりは、 つかない、ですね。ですから上手か下手かも分かりません」 38 何をしている時が一番幸せ? 七条「伊藤くんと一緒にいるときです」 啓太「会おうと思ったときとかじゃなくて、偶然ばったり出会ったとき。かなあ」 39 ケンカをしたことがある? 啓太「うーん。あるようなないような」 七条「ないようなあるような、ですね(笑)」 40 どんなケンカをするの? 七条「伊藤くんが僕のために怒ってくれる、っていうのが最大公約数のようなものですね」 質問者「それってケンカですか?」 七条「だから 『 あるようなないような 』 なんですよ」 質問者「ははあ……(納得)」 41 どうやって仲直りするの? 七条「僕が追いかけていってうしろから抱きしめます。そうして「ごめんなさい」って言うんです。 伊藤くんがこっちを向いて、キスを受けてくれたら仲直りできています」 42 生まれ変わっても恋人になりたい? 七条「もちろんですよ」 啓太「はい」 質問者「やっぱりね(笑)」 43 「愛されているなぁ」と感じるのはどんな時? 啓太「こっちを見つめてくれてる七条さんの視線を感じたとき、です。ああ、見てくれてるんだっ て思えます」 七条「僕のことに真剣に怒ったり悲しんだりしてくれたときですね」 44 「もしかして愛されていないんじゃ・・・」と感じるのはどんな時? 七条「ないです」 啓太「はい。全然」 質問者「即答されましたね(苦笑)」 七条「ないものは答えようがありませんから」 啓太「ですよねー(笑)」 45 貴方の愛の表現方法はどんなの? 七条「できうる限り見つめることと、伊藤くんにとっていちばんいいのは何かと考えること。 ……そうですね。このふたつでしょうか」 啓太「傍にいることです。なんにもできないし何の役にもたてないけど、これなら俺にだってでき ますから」 46 もし死ぬなら相手より先がいい? 後がいい? 七条「僕は伊藤くんより先に死なないと約束しました」 質問者「(うわ……っ、真剣だよ……。目が大マジ(滝汗)。コメントせずにさらっと先へ進もう)」 47 二人の間に隠し事はある? 七条「隠しているつもりはありませんが、今までの人生のすべてを話せるはずもありません。 結果として隠していると取られるものもあるかと思います。だから聞かれたらできるだけ 真摯に答えたいと思っています」 啓太「……でもナイショが多いですよね(笑)」 七条「ああ、そうですか?」 質問者「それはどうしてですか? ホンネとたてまえってやつでしょうか」」 七条「ナイショです(笑)」 48 貴方のコンプレックスは何? 七条「フランス人にも日本人にもなれなかった、どっちつかずの存在というところですね」 啓太「もう……。また七条さんってばそんなことを言うんだから……。七条さんは日本人やフラン ス人にはなれないって思っちゃってるのかもしれませんけど、でもサンフランシスコは子 供の頃の原風景だって言ってたじゃないですか? だったらきっとアメリカ人なんですよ。 どっちつかずの存在なんかじゃないです」 七条「……有難う、伊藤くん。そんなこと、今まで考えもしませんでした」 啓太「七条さんはすぐ悪い方に考えちゃうんですからぁ(笑)」 七条「(質問者に)ほらね。伊藤くんはこうやって、僕のことを救ってくれるんです」 七条「ええ。とてもよく分かりました」 49 二人の仲は周りの人に公認? 極秘? 啓太「さすがに親には言ってないですけど……(苦笑)」 七条「学園内では公認に近いと思います」 50 二人の愛は永遠だと思う? 啓太「だったらいいなと思ってます」 七条「永遠でありたいと、日々、祈りつづけています」 |