Sweet,Sweet,
Honey Moon

〜 6.贅沢な休日 〜




 啓太は自分が中嶋の腕の中にいるものとばかり思っていた。
 昨夜、ふと目を覚ますと、中嶋に抱きしめられて眠っていた。眠っていても抱いてくれているのだから、すでに目覚めているはずの中嶋が抱いてくれていないはずがない。信じられないくらいの幸福感の中で眠りについた啓太は、当然、中嶋の腕の中で朝を迎えるものだと思っていたのだった。
―― 昨夜、激しかったからなあ。心の準備してから顔をあげないと。恥ずかしくってすぐに顔なんて見られないよ……。
 ところが眼を開けてみると、まず見えたのは自分を見下ろしている中嶋の顔だった。啓太の期待に満ちた予想に反して、中嶋は抱いてくれていなかったのだ。
―― え……? なんでそんなとこに顔があるんだろう……?
 だが啓太の戸惑いなど知らぬげに、片肘をついて頭を支えていた中嶋は、つまらなそうに「なんだ。起きたのか」と言った。
「……おはようございます」
「ああ、おはよう」
「えと、あの……。何、見てた……んですか?」
「決まっている。おまえの寝顔だ」
「ねっ……!!」
「熟睡している割にはへらへら笑ったり、にんまりしてみたり。本当に飽きないやつだ」
 耳まで真っ赤になって、啓太は思わず背を向けようとした。その動きが急だったのかもしれない。身体の中に鋭い痛みが走り、崩れるように沈みこんだ。
「っ、痛ぅ……っ!!」
「馬鹿か、おまえはっ!!」
 ことばも口調もきつかったが、啓太を抱いて自分の方に向かせた中嶋の腕は優しかった。それを感じ取った啓太が、くちびるをとがらせて拗ねた声を出した。
「……だって、寝顔だなんて、恥ずかしい……」
「だってもクソもあるか。寝顔くらいなんだ。そんなもの、俺の隣で寝た数だけ見てるじゃないか」
「え……っ?」
 中嶋の隣で、いったい何度眠っただろう。初めて一緒に寝たのは東京のホテルだった。校舎裏でのことも入れていいかもしれない。そしていちばん新しいのはもちろん今朝だ。その間を埋めるのが何度かなんて、すぐには思い出せそうにない。その数だけ中嶋は啓太の寝顔を見てきたというのだ。
「……だがな、こんなに幸せそうな寝顔を見たのは初めてだ」
 ふっと目元を緩めてつけ加えた中嶋のことばに、啓太は息を飲み、そして思いっきり目を見開いた。そのままフリーズしてしまった表情がおもしろかったのか、中嶋の長い指が啓太の髪をつまんで、耳や頬をくすぐりはじめた。身体の中に居座る痛みが、甘い疼きに変っていくのがわかった。やがて啓太はくすぐったさから逃げるようなフリをして中嶋の胸に顔を埋めた。バスローブの襟を掴み、無言でキスをねだる啓太に、そうと察した中嶋がのぞきこむようにしてくちびるを触れあわせる。
 何も言わなくてもわかってくれるのがうれしかった。

 ルームサービスで届けてもらった朝食を中嶋がベッドに運んできた。啓太は起きるつもりだったのだが、身体がいうことをきいてくれなかったのだ。中嶋は啓太を抱き起こすと、クッションと枕を積み上げてもたれさせた。大きなトレイの上にはカリカリに焼いた三角形の食パンが何枚か立ててあり、あとはスクランブルエッグとベーコンの載った皿がひとつ。オレンジジュース。ポットに入ったコーヒー。そして小さなジャムのビンが何種類か載っていた。中嶋は自分もベッドに座りこみ、啓太と一緒に食事をとった。中嶋はまず絶対といっていいくらいベッドで物を食べるようなタイプではない。これが起きられない自分に付き合ってくれていることくらい、啓太がいちばんよくわかっていた。
 食欲のない啓太はベーコンなど食べられずにオレンジジュースだけをすすっていたが、ジャムをたっぷり塗ったトーストを中嶋が差し出すと、逆らわずに受け取って口に運んだ。こんなに幸せな食事はないのに、味がわからないのが残念だった。
「王様の言ってた『美味しいお店』探しに行かないといけませんね」
「おまえが起きられるようになったらな。どっちにしても今日はオフだ。のんびりするさ」
 そのことばのとおり、トレイを返したあとも中嶋はベッドに戻ってきて、部屋に備え付けのタウンガイドなどを読んでいた。時折、中嶋が髪を弄ぶのが、撫でてくれるみたいに心地よくて、啓太は隣で眠ったり起きたりを短いサイクルで繰り返していた。いつ目を覚ましても、そこに中嶋がいてくれる。こんなにゆったりとした気分の中にいると、日本を離れる前から感じていた不安と焦燥が、自分でも不思議に思えるくらいだった。
しかし何度目かに目を覚ましたとき、時計の針が2時を回っているのに気がついて、さすがに気になった。起きられない自分と違い、中嶋はいつものとおりである。それが自分に付き合ってベッドにいるばかりか、昼食さえとっていないではないか。これではいけないと思った啓太は、身体をかばいながらそろそろと脚を下ろした。自分のためなら無理かもしれないが、中嶋のためだと思ったら起きられそうな気がした。
「どうした?」
 抱き起こすのだけ中嶋に手伝ってもらいながら、啓太は何とか自分で立ち上がった。
「なんだか寝てるのにも飽きてきちゃって……。ためしにちょっと動いてみようかな、って」
「無理はするなよ」
 時間はかかったが壁伝いにバスルームまで歩いていくことはできた。起きたときには中嶋に抱いて連れて行ってもらったのだから、大きな進歩だった。少しずつでも身体は回復しているということなのだろう。気を良くした啓太はベッドに戻らず、リビングのソファに座った。
「そっちにいるのなら丁度いい。部屋の掃除をしてもらうか」
「……?」
「ベッドのシーツも変えてもらわないといけないだろう」
 そう言って電話を取り上げようとした中嶋を、啓太は慌てて止めた。
「待ってください。そんなの恥ずかしいです……」
「気にするな。向こうは仕事だ」
「そんなこと言ったって……」
 昨夜の名残のたっぷり残ったシーツを取り替えられる。替えに来た人は激しさに気づいて呆れるだろう。その帰りにリビングにいる自分を見て、この子がねぇとか思うんだ……。その様子がありありと目に浮かんできて、啓太は激しく首を振った。
「やっぱり恥ずかしすぎます」
「じゃあどうするんだ。今夜もあのシーツで寝るのか?」
 改めて問われると、それもできない相談だった。啓太は着替えて外に出かけることを提案した。その間に掃除をしてもらえば顔を見られずにすむからだ。啓太が歩き回るのに中嶋は不安なようだったが、ホテル内のティールームまでということで妥協した。

 和希お手製のピンク系のセーターは啓太に良く似合っていた。啓太が中嶋と旅行に行くと聞いてから編んだもので、多分に旅先の人目を気にした色合いであった。これに限らず、和希が荷物に選んだセーター類は全部ハイネックになっていた。
「これだとさ、ちょっと気どったレストランでもネクタイ締めなくていいんだよ。ジャケットの下にこんな具合で……。ほら、ね」
「なるほど〜。さっすが和希」
「ふふん。まかせなさいって」
 和希はそう言ったが、襟の高いセーターはうまく啓太の喉元を隠していた。啓太の喉はあまり目立つ方ではなかったが、和希は啓太が少しでも嫌な眼で見られないようにと、それだけを考えていたのだ。啓太はそんなことに気づいてもいないだろうが、中嶋が和希に荷物をみてもらうように言ったのは正解だったといえた。
 中庭に突き出すように作られたティールームは三方向がガラス張りで、温室の中に喫茶室があるようなものだった。あちこちに置かれた鉢では一足早く開いた花が美を競っている。中嶋に腰を抱かれてゆっくりと中に入った啓太は、溢れる陽光にもまけない輝くような初々しさと控えめに浮かべた微笑とで、周囲にいた客たちから好印象で迎え入れられた。彼らを窓際に案内したウエイターは、椅子を引いて啓太を座らせると、啓太の指先にキスをしてから戻っていった。

「昨日から思ってるんですけど」
「うん?」
 中嶋が読んでいた新聞をおろして啓太を見た。啓太はポットを取り上げると、ふたり分のカップにおかわりの紅茶を注いだ。ポットとカップを扱う手つきは、会計室に出入しているうちにいつの間にか身に着いたもので、知らない人の眼には、いい家庭で育ってきたお嬢様に映ったに違いない。啓太はカップのお茶に熱い湯を足してから中嶋の方に差し出した。濃くなった紅茶には熱い湯を足すというのも、会計室で覚えたものだった。
「俺って女の子に見えますか? そりゃあ今はこんな色のセーター着てますけど。なんかここに来てからそう思われてるみたいで……」
『見える』のではなく、正確には『思わせている』のだが、そんなことはまるで知らないように中嶋が言った。
「名前の所為だろう。aで終わる名前は女の名前が多いからな。アンジェリーナ、ロバータ、マルガリータ、アレクサンドラ、カミラ……」
「あっ、そう言えばそうですね。アニメのキャラにもマチルダとかいました」
「逆に男はoで終わる名前が多いな。子で終わる名前の女性に『Mr.なんとか子』と書かれたメールが来ることは結構多いらしい」
「そっか……。ブラッド、ロバート、レオナルド……。みんなoです」
「あとはスィートをとったことからくる勘違いだろう。面倒だから放っておけばいいさ。少なくとも待遇はいい」
「そうですね」
 何か釈然としないものが残ったが、啓太は黙っていることにした。実際はどうあれ、気分的には新婚旅行に他ならなかったからだ。啓太は紅茶を一口すすると中庭に目を戻した。もう少しすれば緑が溢れかえるようになるのだろうが、今はまだ緑らしきものが枝の先に見えているだけだった。
「ここからは城壁は見えないんですね」
「庭の向こうは川だ。川に向かって右手になるな、城壁は」
「へえ」
「川までは無理だろうが……。少しだけ外に出てみるか?」
「えっ!? いいんですか?」
「まあ、庭だけならな。歩けなくなっても抱いて戻れるだろう」
 ティールームに降りてきて、すでに1時間以上が過ぎていた。中嶋のように新聞が読めるわけでもなく、ウエイターや隣の客と談笑できるわけでもない啓太は、売店で買った絵葉書を書いてしまったらすることがなくなり、なんとなく手持ち無沙汰になっていたのだ。思いがけない中嶋の言葉に、啓太は眼を輝かせてブンブンと首を振った。尻尾を振っている仔犬のようなしぐさに苦笑しながら、中嶋はウエイターを呼ぶと、伝票にサインをして立ち上がった。
「立てるか?」
「う……ん。立ってしまったらあとは大丈夫なんですけど……」
 うしろから支えてやりながら啓太を立たせた中嶋は、着ていたジャケットを脱いで啓太に着せかけた。
「中嶋さん?」
「外は寒いぞ」
「だって、中嶋さんは……」
「かまわん。おまえのコートを取りに戻るのが面倒なんだ。着ててくれ」
「……はい」
 中嶋の心遣いを、あまりにも素直に受けたことに、啓太は自分で驚いていた。昨日までの啓太だったら、「駄目です」「それなら外へ行かない」と言い張っていただろう。わずか半日で啓太は変ってしまった。変えたのはもちろん中嶋だ。もっともっと変えて欲しいと啓太は思った。ことばは通じていなくてもふたりが何を話しているのかはわかるのだろう。隣の席にいた老夫婦の夫人の方が、にっこりとしながら啓太に尋ねた。
「Are You Happy ?」
「…… Yes」
 はにかみながら、だがきっぱりと啓太は答えた。

 庭はさほど広いものではなかったが、薔薇を中心に、かなり手のかかった造りになっていた。薔薇にはまだ早かったが、庭の四隅には椿のような葉をした樹を刈りこんで作ったリスがいて、ゆっくりと足を進める啓太たちを見守っていた。花が咲きそろう季節になるとさぞかし見事な眺めになることだろう。
「変わらんな、このトピアリーは」
「知ってたんですか? リスがいるの」
「ああ……。子供の頃、何度かこのホテルに泊まったことがあるんだ」
「あっ、そう……だったんですか」
「おまえを旅行に連れて行こうと決めたとき、まずこの街を見せたいと思った。いや。見せたいと思ったのがこの街だけだったと言った方がいいか……。海外旅行には何度も行ったが、帰り際にまた来たいと思うのはここだけなんだ。そしてこのホテルに一緒に泊まりたいと思った。子供の俺が好きだったものを、おまえにも見せたかった」
 自分を語ることのない中嶋が、こんなふうに話してくれたのは初めてだった。街もホテルも、決してガイドブックから選んだものではなかったのだ。中嶋の思い入れのある場所に連れてきてもらった。昨夜感じたものとはまた質の違う幸福感が、啓太を穏やかに満たしていった。
 啓太は足を停めてあたりを見回した。小さな子供の中嶋が歓声を上げながら走り回っている姿が見えるような気がした。
「さっき、おまえの指にキスしていったウエイターはジョージといって、その頃からここにいるんだ。ひとりでホテル内をうろうろしてる俺を怒りもせずに、じっとつきあってくれた。きっと支配人から『目を離すな』とか言われてたんだろうな。あとでちゃんと紹介するから、もしもマダムとか言われても知らん顔してろよ」
「えーっ? マダムはさすがに抵抗あるかな……」
「言わせないように気をつけるがな。まあ、言われたとしても最初の一回だけだ。あとは『啓太と呼んでください』と言えばいい。俺のことだってヒデと呼んでるし、ちゃんと名前で呼んでくれるさ」
「……わかりました。そのかわり、俺のお願いも聞いてくれますか?」
「何だ?」
「日本に帰ったら、おじいちゃんの家に来てください。あ、えっと、おじいちゃんはどうでもいいんですけど、その近くに和希のおじいさんの屋敷の跡があるんです。中嶋さんに、それを見て欲しいんです。だって……、そこがすべての始まりでしょう? 俺がそこに行かなかったら。和希がそこに来てなかったら。俺は中嶋さんと会うこともなかったから……」
「……わかった。日本に帰ったらできるだけ早く、おじいさんのところに土産を届けに行こう」
 返事の代わりに啓太は中嶋に抱きついた。その背に腕を回した中嶋が、力一杯啓太を抱きしめる。どちらからともなくくちびるが寄せられた。まだ寒さの残る庭の片隅で、ふたりは飽きることなくお互いのくちびるを奪いつづけていた。

 その夜。
 一足先にベッドに入った啓太は、かすかな緊張と共に中嶋がくるのを待っていた。昨夜のようになだれこむのならいいが、こんなふうに待たされるのは恥ずかしく、そして少し怖かった。そんな啓太の想いを知ってか知らずか、電気を消した中嶋は、無造作に啓太の隣に入ってきた。外した眼鏡をサイドテーブルの上に置き、居場所を作るかのように二、三度ごそごそしたかと思うと、スタンドの電気も消した。いよいよかと思って身体を少し強張らせた啓太だったが、中嶋は何もしてこようとしなかった。
「あの……。中嶋さん……?」
「……うん?」
 長すぎる沈黙に耐え切れなくなって、ついに啓太が口を開いた。中嶋は少し眠そうな声だった。
「えと、その……。あの……」
「なんだ? 早く言え」
「えっと、あの……。しなくて、いいん、です、か……?」
「しなくて、って、何をしないんだ?」
 一瞬、絶句してしまったが、こういうときの中嶋は言わないと絶対に先に進んでくれない。啓太は蚊の鳴くような声で「……えっち」と言った。
「くっ……」
「もう……!! 笑わないでくださいよ」
 思わず喉を震わせる中嶋に、啓太が拗ねた声を出した。
「いや、悪かった。……で? 昨夜あんなに抜いてやったのに、もうたまってるのか?」
「ちっ、違いますっ。俺はただ……。身体のことを心配してくれてるんだったら、大丈夫ですって言いたかっただけで……」
「ふうん……?」
「だって、せっかく一緒にいるのに……」
「……おまえ、ほんっとに何もわかってないな」
 中嶋の腕が啓太を引き寄せた。されるままに中嶋の胸に顔をうずめた啓太の髪を、中嶋の指が遊びはじめた。
「一緒にいるからこそ、何もせずにいられるんじゃないのか?」
「……?」
「たとえば明日。おまえが先に日本に帰るとする。もちろんしばらく会えない」
「……はい」
「だったら今頃、おまえはこんなにのんびり寝てられないだろうな。昼間だって無理をしても観光に出てたさ」
「そう……、かもしれません」
「つまりだ。明日も明後日もここにいるから、何もせずに一日が過ごせた。一緒にいるから、ただ眠ることができる。何もしないというのはとても贅沢だと思わないか?」
 啓太が小さく頷いた。
「はい……。俺、篠宮さんの言ってた、同じところで5泊もするのは本当に贅沢な旅だ、っていうの。今やっとわかった気がします」
「そうか」
 そう言って中嶋は、啓太にくちびるを触れ合わせるだけの小さなキスをした。
「さ、寝るぞ。明日は朝から市街地の観光だ」
「はいっ。おやすみなさい」
「おやすみ」
 おやすみなさいの挨拶も、こういうシチュエーションでははじめてのことで、これもまた何もしないからこそできる贅沢と言えるかもしれない。だが啓太にとっての贅沢とは、中嶋が思いっきり甘やかしてくれたことであり、啓太のためだけに時間を使ってくれたことであった。中嶋を独り占めできる以上の贅沢など啓太にはありえないのだ。
 明日も明後日も中嶋は啓太と一緒にいてくれるだろう。啓太の贅沢な休日は、もう少しだけつづきそうであった。



和希へ

仕事はどうですか。飛行機の中とか、いろいろ心配かけてごめん。
あのあとカーディフで一泊して、昨日からチェスターにいます。
王様と篠宮さんは北の方へ行ってしまいました。
俺と中嶋さんはここで5泊の予定です。
今日はオフということで中嶋さんものんびり新聞を読んでいます。
明日、和希へのおみやげを探しに行きます。
じゃあまた学園で。
                                     啓太





いずみんから一言。

ああ、やっと終わった……。いちゃいちゃを書くのって難しいです。
しかしこれって、ヒデがただ啓太を甘やかしてるだけ。いちゃいちゃにはなってないぞ(大汗)
参考にさせて頂いた各サイト様。結果を出せなくてごめんなさい。
伊住にはこれが限界です……(涙)。
ストーリーも何もないし。ある意味やおいの王道かも。
って、開き直ってどうするんだ?
次とその次は観光です。せっかく旅行にきてるんだから、やっぱ観光もさせてやらないと(苦笑)

さて、どこへ行かせようか……。チェスターは狭いんだよね……。



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