漂う人彷徨う人 (14)昇天、そして・・・ 「青い空、白い雲・・・・か。」 ぼんやりと煙を吐き出しながら、俺は一人で空を見ていた。 授業が始まったのだろう、グラウンドの方から賑やかな声が聞こえてきた。 「本当にこんな空なら飛べるかもしれないな、友樹。」 返事なんかするわけないのに、俺はひざの上に座らせた、小さなくまのぬいぐるみに話しかけ、ふうっとため息とともに煙を吐き出した。 「こら!!授業サボってなにやってるんだ!」 「え??あ、す、すみません!」 慌てて煙草をもみ消して、声のしたほうへ振り向くと啓太がくすくすと笑っていた。 「なんだ、啓太か。」 「その通り啓太です。良かったね和希。先生じゃなくて。」 「焦らせるなよ。」 「へへへ。ごめん。」 笑いながら、啓太が隣に座るのを見つめ、そういえば・・と思い出す。 「啓太?授業は?」 「さぼり。」 「さぼりってさあ。」 「和希がさぼってるから付き合うことにした。」 「なんで?」 「和希が屋上に上がってくの見えたから。」 にこりと笑い啓太がポンポンと頭を叩く。まるで小さい子供にするみたいに、優しくポンと頭を叩くから、俺は首を傾げてしまう。 「・・・・・啓太?」 「大丈夫、友樹はきっと天国に行けたよ。」 「啓太。」 「だから和希も元気だそう?友樹笑ってたじゃないか。ね?」 「・・・俺は元気だよ。」 心配して・・探しに来たのか?まさかな、啓太が気がつく筈ないよ、俺ずっと普通にしてたもん。 「そうかな?」 「うん。元気だよ。これからは、他のやつらに友樹の事隠さなくてもいいし、のんびり一人で眠れるし。友樹の質問攻めに遭わなくても良いしさ・・・。」 「くすくす、友樹の質問攻撃凄かったもんなぁ。」 「ああ、あんなに色々興味って持つものかな?」 「持つんじゃないか?だって西園寺さんは可也気が合ってたじゃないか。友樹の質問にいちいち丁寧に回答してたもん。」 「あ、でも海野先生とも結構楽しそうだったぞ?」 「ああ、そうだね二人で研究室にこもってなんか作ってたよね。」 「そうそう作ってた作ってた。俺、危うく実験台にされるところだっだんよ。あの時は大変だったんだ。」 くすくすと笑って、そうして動かないくまを見つめて、俺はまたため息を付いてしまった。 「動かないんだね、もう。」 「ああ、もう動かない。」 両手でぬいぐるみを持ち上げて見つめる。 友樹があっちこっちトノサマと出歩いていたから、いつも俺のポケットの中で遊んでいたから、白かった足の裏や、手の平の部分が薄汚れてしまっていた。 「これが動いて、話をしてたなんて嘘みたいだな。」 「うん。でも現実だったよ。ちゃん友樹はこの中に居て、和希や俺たちと一緒にいたんだ。最後まで一緒だった。」 「そうだよな。最後まで一緒だった。」 あの日、日が暮れるまで海辺で遊び、宿を取って波の音を聞きながら眠った。子供みたいに砂まみれになって遊びまわって、疲れて眠ったんだ。 砂山にトンネルを作るのも、スイカ割りも、俺は始めてだった。 はしゃぐ友樹を見ながら、皆がなんだか幸せな気分になっていた。 「友樹知ってたのかな。あれが最後の日になるって。」 「知ってたのかもしれないな。」 朝日が昇る時間に、何かに誘われるように俺たちは目を覚まし、申し合わせたかのように浜辺に集まった。 『和希、皆今までありがとう。僕はこれからあの階段を昇るよ。』 朝焼けの海に浮かぶ、光の階段の前で友樹はそう言うと、ぴょこんと頭を下げたのだ。 そうして、ぽとりと俺の手の中にぬいぐるみが落ちてきて、細い背中が光の中に見えたのだ。 「幸せそうな笑顔だった。」 「うん。」 「何度も手を振って、ありがとうって言ってた。」 「うん。」 『ありがとう、和希。本当にありがとう。』 最後の晩、眠る前に友樹がそう言ったのだ。 『ん?』 『和希たちが僕を受け入れてくれなかったら、僕はいまだに寂しい心のまま、暗い闇の中を漂っていた。 きっと一人ぼっちで、寂しい寂しいって・・・彷徨っていた。』 『友樹?』 『昇り方が分からない魂はそうやって彷徨うしかないんだ。 ずっとずっと暗い闇の中を彷徨うしかない。 そうして時間が経てば経つほど、自分が誰だったかも分からなくなって、思いも何も無くなって寂しい塊になったまま、彷徨い続けるんだ。 そうなってしまったら、永久に光の下に昇ることは出来なくなる。』 『友樹』 『僕もそうなるところだった。和希たちに逢わなければそうなるところだったんだよ。』 『友樹・・・。』 『だから、ありがと。』 『ったく、なに言い出すんだよ急に。』 『だってどうしてもお礼を言いたかったんだもん。どうしても今言わなきゃって思ったんだもん。和希ありがと。 大好きだよ和希。本当にありがとう。』 『そんな風に言われると照れるって。』 小さな頭をなでながら、俺はあくびをしながら笑ったんだ、何も知らずに、笑って眠りについたのだ。 言いたかったこと、俺だってあったのに、言えなかった。 言いたかったことがあったのに。とうとう言えなかったんだ。 「和希?・・・和希。」 「え?あ、なに?」 啓太の声に慌てて顔を上げて、そうして気がついた。 やばい、俺泣きそうだ。 「和希、やっぱり無理してるだろ。」 「え?無理なんかしてないぞ。ほ〜ら、こんなに元気だし。」 喉の奥がツキンと痛むから、俺は慌てて笑顔を作る。 啓太に泣き顔なんか見せられない。 「うそつき。」 「え?」 「うそつき。和希のうそつき。」 言いながら啓太はなぜか、俺の頬を両手でぎゅ〜っと引っ張り出した。 「け、けひた、い、いたひほ・・・(啓太痛いよ。)」 「辛いなら辛いって言えよ。無理して笑うなってばぁ。」 「ほへは、むひなんへ・・(俺は無理なんて・・)」 「元気ないのに元気な振りなんかするなってば!平気な顔なんかするなってば!!なんの為に俺がいるんだよぉ!」 「へ?」 なんのためにって・・・・え?うわ、啓太泣いてるよ! 「ずっと友樹と一緒だったんだから、ずっと和希、友樹の傍にいたんだから、友樹が居なくなって寂しいのなんか当たり前だろ? もう逢えないんだから悲しいの当然だろ?」 ゴシゴシと頬を両手でこすりながら、啓太は俺をみつめる。 「啓太。」 「俺じゃ頼りにならない?」 「啓太。」 「俺じゃ和希が辛いときに、話聞いてあげることも出来ない?」 「・・・・啓太。」 「俺頭悪いし、鈍感だし・・・でも和希の友達だよ? 辛いときくらい頼ってよ。一人で抱え込んで、平気な振りして、そんなぼんやりして元気ないまま、嘘の顔で笑って我慢なんかしないでよぉ。 和希が一番辛いときに何も出来ないなら俺、傍に居る意味ないじゃないか?そうだろ?」 「・・・・啓太。」 顔をくしゃくしゃにして、涙をぽろぽろ流して、啓太が言う。 「そりゃ和希は大人かもしれないけど。だから頼りない俺の前で弱いところなんか見せられないのかもしれないけど。 でも大人だから余計悲しいのが辛いんじゃないの?寂しいんじゃないの?」 俺のこと心配してくれてたんだ。俺が元気なかったって気がついて、心配して探しにきてくれたんだ。 「泣くなよ啓太・・・・大丈夫か?」 「って、言いながら俺が泣いて、心配されてちゃ、どうしようもないね、ごめん。やっぱり俺って頼りないね。」 「謝るなよ。」 「俺本当莫迦だよね。」 「そんな事ない。俺は、自分が莫迦だって凄く思うけど。」 「和希が?莫迦?」 「うん、俺、終わってから気がつくんだ。いつもそう。」 「・・・・和希?」 「だから、友樹に言えなかった。」 「なにを?」 「友樹と一緒に居て俺、楽しかったよって。」 友達になれて嬉しかったよって、言えなかったんだ。 「だって、まだまだ時間はあると思ってたんだ。 セーターだって編んであげる約束だった。帽子とマフラーも編んで・・・なのに・・。」 なのに友樹は逝ってしまった。 笑顔とありがとうの言葉を残して、逝ってしまった。 「もっと色んなところに連れて行ってあげたかった。 遊園地も動物園も友樹行ったことないって、俺もないよって言ったら、じゃあ一緒に始めての冒険しようねって・・。」 「・・・。」 「あの夜話したんだ、波の音を聞きながら、最後の夜、話した。 なんか似てるよね俺たちって・・話してたんだ。 勉強ばっかりしてて、同い年の奴らが普通にしてること何にもしたことなくて、遊んだこと無くて・・・・って笑って、笑って話してたんだ二人で・・。」 そして・・、そして気がついたんだ。 友樹はもう一人の俺だったって。 たった一人で、友達も無く。 たった一人で、自分が寂しいことにも気づかずに生きてきた。 だから、俺は友樹の前でだけ泣けた。自分を偽ることなく、友樹の前でだけは、すべてをさらけ出せた。 啓太への思いも、過去の思い出も、すべて話すことが出来たんだ。 「莫迦だろ?俺、友樹に言えばよかった。ちゃんと。」 「・・・和希。」 「笑って友樹、手を振ってた。」 「うん。笑ってたね。幸せそうだった。ね、和希の気持ちきっと友樹は分かってたと思うよ。」 「・・え?」 「友樹は頭いいもん、俺みたいに鈍くないし、きっと分かってたよ。」 「そうかな?」 「うん。そうだよきっと。だから笑ってたんだよ。幸せそうな笑顔だったじゃないか。」 「うん。そうだね。」 幸せそうな笑顔だった。 「俺がしょげてたら駄目だよな。友樹に笑われちゃうよな。」 「そうだよ。和希。元気だそう。」 「うん。」 って、啓太のほうが、また今にも泣きそうなんだけどな。 「啓太ももう泣くなよ?」 「今だけだってば。和希につられたんだよ。」 「そうか?」 今朝逢った時、まぶた腫れてたぞ? 「ありがと、啓太。」 「え?」 「心配してくれて、授業までサボって。」 やばいなあ、こんな事が嬉しいなんて。俺って単純すぎだ。 「当然だろ?和希は俺の親友だもん。授業より和希の方が大事に決まってるだろ?」 授業よりも、俺のほうが大事・・・・。そうかそうか! 「啓太。」 親友。今はそれでいいよ。 たとえ今は中嶋さんのものだって刷り込みされまくってても、いつかは俺の方が良いって気がつくんだから。 石の上にも三年どころか、俺は十年以上も啓太を思ってるんだ。半年やそこらの中嶋の思いとは訳が違うんだから。 そうだよ、俺、何を弱気になってたんだろう。 「和希?元気だそうね。」 こんなに啓太は俺のこと心配してくれてるじゃないか。 「ありがと啓太。あのさ、ひとつだけお願いがあるんだ。」 「なあに?和希俺に出来ることなら何だって言ってよ。」 「啓太にしか出来ないこと。あのね、啓太の元気分けてくれる?」 「俺の元気?」 「そ、啓太・・あのさ、俺に・・。」 「・・・え?うわあっ。」 「啓太?」 キスして・・。 そう言おうとした瞬間、啓太が目の前から姿を消した。 「啓太!!」 「ふん、なにをこそこそと。鈴菱いい気になるなよ?」 「な、中嶋さん!」 「中嶋さん、おろしてください!怖いです!」 ジタバタと、中嶋の肩の上で啓太が暴れている。 「おとなしくしないと、今すぐお仕置きするぞ啓太。」 「へ。」 その声で啓太の動きがぴたりと止まった。 「ちょっと待ってください!啓太何も悪いことしてないでしょ?何でお仕置きなんですか!」 せっかく良いところだったのに。いいムードだったのに! 「ほお?こいつに自覚は無くともお前にはあるだろう?ん?鈴菱。」 「え・・・。」 それって一部始終見てたって事か?おい、あんたいつから居たんだよ。 「中嶋さん?」 「鈴菱、俺はあの晩言ったはずだぞ?莫迦にも分かるようにはっきりとな。 それとも覚えていられん程、貴様の脳味噌は老化したのか?ん?そうか、貴様は俺たちの倍は生きてるからな。」 「なんですって?」 あの晩?それって、友樹が啓太に憑いたあの・・・。 「何を・・・あ。」 思い出した。 『ずるいずるくないなんて話はどうでもいい。啓太の所有者はこの俺だ。 啓太の過去も未来も全部俺のものだ。あいつを所有する権利を誰にも譲ってやるつもりはない。トモキにも勿論鈴菱、お前にもな。』 そうだ、あの時中嶋はそう言って、俺を睨みつけたんだ。 「思い出したか。」 くっ。と喉を鳴らし、中嶋が笑う。 「中嶋さん?何を言ったんですか?和希?」 「お前には関係ない。」 「中嶋さん?・・・て、お尻撫でないでください!」 「中嶋さん!啓太に何をするんですか!」 「俺のものをどうしようと勝手だろう?」 こ、この男・・・・。殺してやりたい・・。 「そうだろう?啓太?」 「あの・・それはそうですけ・・で、でも・・。」 啓太・・・納得するなよ・・。 「ふん、じゃあな。」 きびすを返し中嶋が歩き出すから、慌てて止める。 「じゃあなって、あなた啓太をどうするつもりなんですか!」 肩に担いだままどこに連れて行くつもりなんだ?この人。 「そんな事決まっているだろう?」 「え?」 「中嶋さん?あの?」 「たっぷり時間を掛けてお仕置きだ。」 「え?中嶋さん?和希?」 この状態でも啓太は意味を理解していないのか、きょとんとした声を上げて、俺と中嶋の顔を交互に見ている。 「あんたねえ!」 「中嶋さん?え?なんで?」 「その理由がわかるまで、たっぷりと体に教えてやるからな。啓太覚悟しろ。」 俺の声を無視して、啓太を肩に担いだまま、中嶋は歩いていく。 「啓太!」 「・・あの、えっと、和希元気出してね・・・、だ、だから中嶋さんお尻撫でないでくださ・・・・あっ。」 声がどんどん遠くなって・・・そして・・・。 「中嶋のばかやろ〜!」 どうしようもない敗北感が襲い掛かる。 「友樹、中嶋はああいう奴なんだよ!我侭で自分勝手な鬼畜野郎なんだよ!あんな奴に啓太を任せるなんて心配だよな?そう思うよな?」 むなしさでへたり込みそうになりながら、ぬいぐるみに向かって叫ぶ。 「あんな奴より、啓太は俺といたほうが幸せだよな?そう思うだろ?友樹!」 啓太のあの一件で、中嶋を見直したのは間違いだったんだ。 あいつはきっと、東京タワーのてっぺんから落ちたって怪我ひとつしないんだ、かすり傷さえつかないんだ。 だから平気であんな真似できたんだよ。きっとそうだ。 「俺は絶対、中嶋から啓太を奪い返してやるからな。 見ててくれよ友樹。 俺は絶対絶対、啓太に『中嶋さんを好きだったのは、気の迷いだったんだ。本当は和希を愛してる!』って言わせて見せるから。 俺から告白なんかするもんか、絶対啓太から好きだって言わせて見せるから!!」 くまのぬいぐるみに向かって叫びながら、俺はどうしようもない敗北感と戦っていた。 「だいたい、だれが俺たちの倍生きてるだよ! 啓太はともかく、中嶋の倍は・・・うん、倍はまだ生きてないぞ! それに、少なくとも俺は、鬼畜じゃないし!ノーマル思考だ!!中嶋英明のばかやろ〜〜〜!!!」 むなしい叫び声が、青い空の下に響き渡っていた・・・。 Fin やっと終わりました・・・。えらい長い話になってしまいました。 最後までお付き合い頂きまして本当にありがとうございました。 サイトのデータが飛んでしまい。泣く泣く日記で連載を始めて一ヶ月、ちょくちょくと反応を頂いて、体力的には結構きつかったですが、こういう連載も楽しいなあと思った次第です。 格好いい中嶋さんを書きたいなあと、頑張って頑張って玉砕してしまいましたが、私のオリジナルキャラで1.2を争うくらいに可哀想な死に方をしていた友樹をこの話で、笑顔で天国に送ってあげられたので、その事だけは満足しています。 でも、和希がずっとずっと不憫でした。うちの和希さん真面目ないい人なのに・・・。その分和啓で幸せにしたいと思います。 9月24日〜10月22日まで日記にて連載 (12日〜17日までは番外編) 番外編『いつも君がいた』へ ※※※※※※※ 伊住からのオマケ 日記に掲載されたときのあとがきを見つけたので、それも収録しておきます。 みのりさまの描かれた 「 トモキ 」 のイラストと一緒に、どうぞ。 2005/10/22(土) 後書きという名の言い訳 連載が終わりました。 今まで長々と読んでいただいた皆様ありがとうございました。最初予定していた・・というか、書きあがっていた話を後半部分全部書き直してしまったら、とんでもない長さになってしまいました。 今回の話『和希の失恋』と『格好良い中嶋さん』を目標に書いていたのです。 ゲームをやっていたとき、和希って啓太とカップルにならない場合、かなり可哀想だよなあ・・と思っていたのです。10年以上?も思っていたのに・・とんびに油揚げ状態で横からひょいっと持って行かれちゃう和希の立場って微妙だなあって。それで和希の心情を書いてみたいなあと思っていたのですが、自分の予想を遥かに超えて不憫な感じになってしまいました。 まあ、最初に書きあがった話の方は、もっともっと不憫で哀れで救いようがなかったので、だいぶマシにはなったんですけどね。(友樹が悪霊で、和希を(寂しい心と嫉妬を利用して)鬼にして啓太を襲う・・という話でしたので、あまりの和希の悲惨な状態に、自主規制かかけてお蔵入りにしてしまいました。) そして『格好良い中嶋さんを書く』は見事に玉砕しました。はあ。頑張って頑張って書いたのに、気持ちはカラカラと空回り。書きたかった啓太と一緒に落ちていくシーンも本当はもうちょっとなんとかしたかったのです。描写力が無いって辛いなあ。しょんぼり・・。頑張って修行して、鬼畜でエロくて、格好良い中嶋さんが書ける様になりたいです。 オリジナルキャラの友樹がやたらと登場してしまいましたが、これに関しては、苦情も無く受け入れて頂けた様で、本当に嬉しかったです。 思い入れの深い子だったもので、『笑顔で天に昇っていったので安心しました。』のメール頂いてとっても嬉しかったのです。ありがとうございました。 2005/10/23(日) ひさしぶりに・・ お絵かきツールを使ってみたら、すっかり使い方忘れてました。 あれ?サイズの変更ってどうやるんだっけ?な状態(>_<) 記憶力の衰えが激しい今日この頃のなのです。年には勝てないって奴でしょうか?とほほ。 そんな状態で、練習練習と友樹を描いてみました。 話の中では、ケイタだったりくまのぬいぐるみだったりしましたが、まあイメージはこんな感じなのです。 |
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いずみんから一言 覚悟はしていたつもりだったが、やはりこの作品のup作業は辛かった。 病室で機械やチューブに繋がれるトモキの姿がマトモにみのりさまの姿にだぶってしまって。 トモキがお母さんと交わす会話のひとつひとつ、トモキの心のうちのひとつひとつがストレートにみのりさまと重なってしまうのだ。 それが分かっていたから最後にもってきたのに。 そんなわけで、番外編を含めて、伊住のコメントはこの最後の回のみにさせていただいた。まあ、伊住のコメントなんて必要ないのだけれど。 上のお姉さまが迎えにきて下さるみのりさまは、トモキのように彷徨ったりせず、まっすぐにあの光の階段を上って行かれることだろう。 3月10日には海へ行って、みのりさまに「行ってらっしゃい」と言おうと思う。 |
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