もういちど、この腕に 第 11 回 |
ペットボトルに残った最後の一滴を、舐めるようにして口にしたのはいつだっただろう。それは何時間も前のような気もするし、ほんの数分前のような気もした。 口の中はカラカラで喉がひりひりしている。身体中のどこを探しても無駄な水分などないように思えるのに、オシッコだけはやたらしたくなり、べたべたとした気持ちの悪い汗は傷にしみてよけい身体を痒くした。 それは脱水が進んでいる証拠だったが啓太はそんなことを知るはずもない。そして知らないということは、この場合、天恵のようなものだった。知らなければ、少なくともそれで絶望を感じたりパニックに陥ったりすることもないのだ。 ―― 水……。 どこを歩いているかなんて、もう気にもしていなかった。啓太はただ、水が欲しい一心だけで足を動かしていた。 検挙率が下がったりとか警官の不祥事が増えたりとか、このところの警察の凋落ぶりときたら目を覆わんばかりの惨状ではあるが、本気を出したときの捜査能力はまだまだ捨てたものではない。どういう訳だか洩れた ―― 多分に丹羽警視あたりが意図的に洩らした気がしないでもないが ―― 所轄の少年課の、まさに失態の上塗りを重ねたような大失態を知った捜査官たちの働きは目覚しいものとなった。身内をかばう体質が、この場合はプラスに働いたといっていい。 ナオこと近見紀親と田中昌一。警視総監じきじきに捜査本部の緊急設置命令が出された数分後には、このふたりの個人データは丸裸にされていた。顔写真つきの非行暦にはじまって本籍地や実家の住所は言うに及ばず、出身校や免許証番号、交友関係など。さらに家族構成は親兄弟ばかりでなく、本人たちでさえ会ったことのないような親戚にいたるまで、一族丸ごとのデータがかき集められた。そしてそれは鈴菱本社の第8会議室にも間をおかずに転送されていた。そんなものが海外に人身売買された被害者を探すのにどうして必要なのか甚だ疑問ではあるが、彼らにしてみれば 『 これだけのことをしました 』 と和希の眼の前に積み上げて見せるものが、まずは必要だったのに違いない。 「……はい。………はい。分りました。すぐに捜査員を差し向けますのでご協力をお願いします」 声はにこやかで丁寧なのにもかかわらず、首を傾げつつ不思議そうな顔をするという、実に器用な表情をした本条が受話器を置いた。 「どうやらビンゴだったようですね」 「うん、そうなんだけど……」 中東へ売り飛ばされたと聞かされた啓太は、久我沼の意に反してどうやらまだ国内にいるらしい。その情報を得た西園寺の小さな疑問が今の電話の発端だった。売り飛ばすフリをして受け取った啓太を、近見と田中がそのあとどうしたのかと考えたのだ。 受け渡しは晴海埠頭の倉庫街だったという。所属している暴力団に無断だったのであれば、彼らの組織立った手は借りられない。ではそこから啓太をどうしたのか。手近の倉庫に監禁しているのか、どこかへ移動させたのか。最悪の場合など考えたくもないが、殺されていたとしても遺体をどこかに運ばなければならないのだ。その場に放置するなどもってのほかだし、海へ投棄したとしても遺体が上がった場合、売り飛ばさなかったのが久我沼に知られてしまうからだ。そうなると売り飛ばす約束で受け取った手数料を返さなければならなくなるし、警察に通報されるかもしれない。何より無断でそんなことをしたのがばれたら、所属している暴力団からひどい制裁を受けるに違いないのだ。下っ端であればあるほど、それは恐ろしいもののはずだ。そしてそういう西園寺の疑問に出た仮説が、本条の立てた「レンタカーを借りたんじゃないか」なのだった。 啓太捜索の参謀本部とでも言える第8会議室で待機し、中東へ売り飛ばされたと情報が入ったときには独自のルートで情報収集にあたったりした西園寺たちだったが、捜査そのものはすでに警察の手に移っていた。近見たちの足に対する疑問を思いついたからといって勝手に調べるわけにはいかないだろう。そこで和希を経由して丹羽警視に話を通したところ、「フォローはするからそっちでつめてくれ」と返事が返ってきたのだった。現在、捜査本部は啓太が中東に売られたものとして動いている。啓太がまだ国内にいると判断したのはあくまで暴力団の幹部ひとりにすぎず、国内のレンタカー会社を調べて欲しいといわれても、やはり動きにくいのかもしれなかった。 「何かおかしな点でも?」 不思議そうな顔をしながら受話器を置いた本条に七条が聞いた。 「いや。それはないと思うよ。ただ、組事務所にいちばん近かったレンタ屋で見つかったものだからさ」 「ああ……。それはまた、お手軽なと言うか、お手軽すぎると言うか……」 「だろう? ちょっと不安になっちゃったんだよね。かえってさ」 はははと気の抜けた笑いをもらしながら、本条は再び電話を取り上げた。組事務所ではまだ寺田刑事が家宅捜索中である。そこからだとたいした時間もかからずに、レンタカーの営業所まで行けるだろう。 川崎のソープ「トリニティ」に向かった所轄の警官は、近見と田中を確保するのに成功した。叩けば窒息しそうなくらい埃が出てくる風俗店である。手間取るのは眼に見えていたが、とにかく早く身柄を押えたい上層部から「黙ってふたりを差し出すようなら他は目をつぶれ」と指示されていることをちらつかせ、たいした混乱もなく逮捕したものらしい。 その報告を和希は中嶋のマンションで聞いた。国内にしろ海外にしろ手がかりさえ見つかればすぐに現地に飛ぶつもりの彼らには、下手に移動するよりここにいた方が動きやすかったからだ。このマンションは森林公園に面した山の中にあるようでいて、幹線道路や高速道路にアクセスしやすい場所に建っているのだ。 「近見と田中が逮捕された」 和希の知らせに、マックスに水をやっていた中嶋が思わず顔をあげた。啓太が失踪したと知ってから30時間近く。今まででいちばん啓太の居所に直結する情報だった。その様子を視界の端で眺めながら和希が続けた。 「連中が使ったレンタカー会社には寺田さんが向かってくれた。借りた車のナンバーが分ったからもうNシステムには照会がいってるらしい」 「今度こそ……、見つかるといいんだが」 「本当に。そう思います」 岩井の言葉が聞こえていたように、マックスが「わん」と言った。 「ところで……。この犬は何なんだい?」 中嶋の実家の家政婦がマックスを連れてきたとき、キッチンで丹羽警視や大前チーフ、西園寺たちと電話をしていた和希が聞いた。中嶋の高級感あふれるリビングに手入れの行き届いた大型犬は似合っていたが、状況を考えるとたまらない違和感があった。 「そいつはマックスだ。実家で飼ってる犬なんだが、啓太をずいぶん気に入ってる。どうも自分の弟だと思っているらしい。だからというわけではないが、捜索が始まったら連れて行って一緒に探させるつもりだ」 啓太のおかれている状態はまったく分っていない。猿ぐつわを噛まされて縛り上げられている可能性どころか、意識があるかどうかさえも分らないのだ。仮にほんの1メートル横を中嶋たちが通ったとしても、「ここにいる」と意思表示さえできないケースも想定された。犬がいれば、隠されていても啓太を見つけられる確率は跳ね上がるし、何より時間の短縮にもなる。啓太の体力がもう限界を越えているであろうことは、口に出さないだけで誰もが分っていた。 「そうだな。こっちでも犬を手配しておこう」 「そうしてくれ。1匹でも多い方がいい」 和希はマックスの正面に膝をつくと右手を差し出した。ロシア貴族のペットという誇り高き血筋を持つボルゾイは、鷹揚な態度で和希に片足を与えた。 「よろしくな、マックス。おまえの弟なんだろう? 啓太をちゃんと探してくれよ」 マックスは「分りきったことなど聞くな」とでも言いたげに、つんと顎を上げたまま尻尾を小さく、しかし鋭く振った。 近見が借りていたのはいかにも「オフロード車でございます」といった中型の4WDだった。もう1週間前なら借り出されてしまってレンタカー会社に残っていなかったのだろうが、有難いことに夏休みは終わっていて、しかも今日は平日だった。啓太の拉致に使われて以来、誰も使っていない状態で残されていたことになる。こういうところで啓太の運のよさが感じられるのだが、今回はさらにHDDナビがついているというオマケ付だった。もし近見がナビシステムを使っていたらデータはそっくりそのまま残っているのだ。 電話をかけたときに本条が依頼しておいたので、対象車はすでに駐車場の広いスペースに出されていた。 「県警の寺田です。ご協力、感謝します」 「営業所長の花田です。うちの車が誘拐に使われたと聞いて驚いてるんです。何でも協力しますから言ってください」 「助かります。よろしくお願いします」 最寄といえども警察署まで移動させる時間が惜しく、寺田はその場でナビの解析に入った。ナビのメーカーには専門の技術員を緊急で向かわせてもらっているが、到着を待っていられるはずもなかった。鑑識も間もなく到着するだろうが、運転席や助手席に啓太がいたはずはなく、手袋さえしていれば作業の邪魔もしないはずだ。 「これは返却されたときのデータなんですが」 そう言って花田が走行距離の記録を提示した。これを2で割れば大雑把にだが行動半径が推定できる。加えてここは比較的海に近いところだった。南に向いた4分の1近くは無視してもかまわないだろう。寺田はまずその情報を西園寺に伝えた。 「群馬に栃木に千葉、茨城……。山梨や静岡までかすめてるじゃないか。何だかもう、絞ったとも言えない気がするなあ」 寺田が送ってきた走行距離をもとに西園寺が広域地図に円を書いた。それを横から覗き込んでいた本条がそんなことを言ってぼやいた。それくらい近見たちの行動範囲は広かった。往復で約250キロ。よくもそれだけ走り回ってくれたものだ。 「でもまあ、長野や福島あたりは除外されたわけですからね。地道にデータを書き込んでいきましょう」 「了解」 犯罪がらみで移動するとき、人間はあまり未知の土地へは近づきたがらない。状況のまったくわからない土地へ行って不都合が生じるのを恐れるためだ。行ってみたものの思うような場所がなかったり意外と使い勝手が悪かったりするのは、本当によくあることなのだ。自分ひとりが身を隠すならともかく、今回のように人ひとりを拉致していくなら尚更だった。もたもたしていたら怪しまれて、結局はそこから足がついてしまうことになりかねない。以前住んでいた街。旅行できたことのある場所。親戚や友人たちの家の周辺、等々、一度でも訪れたことのある場所ならそのリスクは大幅に減らせるだろう。 であればこそ西園寺は警察から送られてきた近見たちのデータを、地図上に書き込んでいこうとしていたのだ。本条のことばではないが、啓太のいるかもしれない場所は、絞られたようでいてまだまだうんざりするくらい広かった。これを少しずつでもいいから削ぎ落としていかなければならなかった。近見たちが啓太をどこへ連れて行ったのか。そこでどうしたのか。無駄にできる時間はすでに1秒だってない。近見たちが自供するのを待っている時間もないのだ。 「……おかあさん……?」 朋子はそっと襖を開けて中をうかがった。 昨日、学校から帰ると、蒼い顔をした両親がしらない男の人と深刻そうな話をしていた。何だろうと思っているうちに、警察の人や「すずびし」というところの人が何人もやってきて、家の中が慌しくなってしまった。電話に機械を取り付けたりどこかに連絡したりしている。こんなにたくさん人がいるのに、朋子に事情を説明してくれる人はひとりもいなかった。 何も分からないまま、不安だけが膨らんでいった。何が起こったのか分かったのは両親たちの話し合いが終わったときだった。自分の家なのにいる場所が見つからず、リビングの隅で立ち尽くしていた朋子に、明るい色の髪をした男の人が近づいてきた。 「やあ。君が朋子ちゃんだね。啓太から話を聞いてるよ」 「おにいちゃんを知ってるんですか?」 「ああ。とてもよく知ってるよ。わたしは啓太の学校の理事長なんだ」 「理事長、さん? って、偉い人なんですよね?」 校長先生は知っていても、公立中学に進んだ朋子にとって、理事長という人間はなじみのない存在だった。軽く首を傾げるそのしぐさは、驚くくらい啓太に似ていた。 「偉いかどうかは分らないけど、責任を取る立場にはいるよ。それでね、朋子ちゃん」 「はい」 「そのおにいちゃんが、どこかに行っちゃったんだ」 「家出しちゃったんですか !? 」 いや、違うと思うよ。そう言って和希は首を振った。 「啓太は家出なんかする子じゃなかっただろう?」 「……はい」 「だから今、みんなで探してるところなんだ。だけどおかあさんはお気の毒にすっかり気分が参ってしまっておられる。わたしは啓太を一生懸命探すから、朋子ちゃんはおかあさんについていてあげてくれるかい?」 家に帰ってきたときの両親の様子を思い出し、ようやく何もかもに納得のいった気がした朋子は、「はい」と約束をしたのだった。 理事長さんの言ったとおり、母はおかしくなってしまっていた。何時間も泣きつづけたかと思ったら父を相手に意味のなさない言葉をわめきちらし、今はただ呆然と座っている。食事の支度などは「すずびし」から来た女の人がやってくれた。その人は泊り込んでくれたみたいで、朝は起きたら朝食ができていたし、昼もちゃんと作ってくれた。そしてそれを母のところに届けるのが学校を休んだ朋子の仕事だった。 襖の隙間からそっとのぞくと、母は2時間前とまったく同じ姿で座っていた。石になってしまったんじゃないかと思うくらい、それは同じに見えた。座卓の上にはやはり2時間前と同じ状態で、カレーと水の入ったコップとが置かれていた。朋子が運んだものだった。 「おかあさん。……ごはん食べないの?」 ためらいがちにかけたことばに、それでも 『 母親 』 は娘の方に目を向けた。 「おにいちゃんも食べてないからね。おかあさんだけ食べるわけにはいかないのよ。だっておかあさん、おにいちゃんがいなくなったの知らずにぱくぱくごはん食べてたんだもの……」 ごめんね、啓太……。そう言って母はまた泣きはじめてしまった。せっかく落ち着いていたのにと思うと、朋子は自分の迂闊さに泣きたくなる思いがした。たった一晩ですっかり老けこんだ母の頬はつやがなくなり、嗚咽の洩れるくちびるは、オブラートを貼り付けたようにかさかさになっていた。 「おかあさん……。だったらせめて、お水飲んでよ。ね? お願い……」 「駄目なの。おにいちゃんも飲んでないから」 「おかあさん……!」 こらえきれなくなった朋子の目から大粒の涙が一気にあふれ出た。朋子が知るかぎり、母は昨日から何も口にしていなかった。もう丸1日になる。そんなことを続けていていいはずがないことくらい朋子にも分っていた。 「おにいちゃんは大丈夫だよ。だってすっごく運がいいんだもん。きっとおいしいごはんも食べてるし、ジュースやお茶だってがぶがぶ飲んでるよ。だからおかあさんもお水飲んでよ」 「朋子……?」 「おにいちゃんは中嶋さんが見つけてくれるよ。理事長さんだって探してくれてるって言ったもん。だからおかあさん。ねえ……っ!」 「朋子ぉ……」 母と娘は抱き合って泣いた。 寺田から送られたデータは和希や中嶋などマンション組がフィルターにかけていった。あまりに遠すぎるところ、逆に近すぎるところは「保留」のフォルダに放り込んでいく。そして残ったデータを鈴菱本社組が地図にマークしていくのだ。こうしておけば、少なくとも近見たちの供述が取れたときに地図を探す手間は省けるだろう。そうするうちにNシステムからの情報も上がってきはじめ、静岡と千葉、茨城がまず除外された。そしてかなり早い段階で、近見たちが 『 北 』 を目指していると予測がついてきた。 「篠宮さん? 待機場所を変更してください」 新しいデータがあがりはじめてまもなく。啓太の実家近くのホテルで待機していた丹羽たちへ、和希は移動の指示を出した。丹羽と篠宮の実働隊には、和希と合流するために中嶋が抜けたあと、俊介から連絡を受けた成瀬が加わっていた。さらには部下の失態に血の気を失った県警本部長がふたりも捜査員を押し付けてきたので、今ではメンバーが6人になっている。それをふたつに分けて、二方向に待機させようというものだった。 「啓太を乗せた車は、どうやら北へ向かっているようです。どこへ追ってもいいように二手に分かれてもらえますか?」 『分った。高速と一般道とに分れていればいいだろうか』 啓太が中東に売り飛ばされたと情報が入って以来、前線基地を置いたホテルでただ待機することしかできなかった実働隊である。分ったと答える篠宮の声は、彼には珍しく勢い込んだものになった。 「おまかせします。どこがいいかはそこにいる刑事さんに判断してもらってください」 啓太の両親だけが訪れたのならともかく、 『 鈴菱和希 』 本人が足を運んだにもかかわらず、所轄の少年課はまともに話を聞こうとさえしなかった。その結果として警察庁長官やら警視総監やらまでが進退伺いをだそうかという状況に陥っているのだ。県警本部長の首などすでに飛んだも同然だった。だからこそ余計に、送り込まれてきた刑事を無視するわけにもいかなかった。鈴菱和希たるものが私怨で動いたと、思われるだけでも鬱陶しい。さらにはこんなときにまでそういう配慮をせずにいられない自分自身が、和希にはとても鬱陶しかった。 そしてその電話を切って数分後。和希の携帯が鳴った。本社第8会議室にひいた電話の番号が表示されている。西園寺からだった。 足が上がっていないのかいろんなものにつまづいた。木の根や石など、深い下生えにはいろんなものが隠れている。つまづくのは足が上がっていないだけでなく、ちゃんとあたりが見えていないからでもあった。啓太の眼は見ているようで、その実、何も映していないのだ。 いつの間にかつまづいたあとの体勢を整えることができず、転んでしまうようになっていた。そして転んでしまえば、しばらくの間、立ち上がれない。立ち上がろうとするのに、立ち上がろうと思うために、身体中から何かをかき集めてこなければならなかった。身体の中の水分同様、体力も気力も使い果たしてしまっていた。 つまづいて転ぶ間隔が次第に短くなり、立てずにいる時間は確実に長くなった。 「ぅわ……」 腐りかけていた葉でも踏んだのか足元が滑った。あっと思う間もなく啓太は草の上にしりもちをついていた。したたかに打ち付けた腰が痛かった。 ―― 中嶋さん。俺、もう、立てないかもしれない…… 小さく息を吐いて、啓太はぐったりと眼を閉じた。 |
いずみんから一言。 あー。もう、むちゃくちゃ時間がかかってしまいました。 書いちゃー消し、書いちゃー消しの繰り返しで。 しかもそれがパラグラフ単位だったりします。 だから実際には、この倍は軽く書いてるんじゃないかな、と。涙。 最終的にはいつもの2割増しで終了です。 でもようやくみんなの目が「北」に向かいました。 啓太くん自身もかなり下まで下りてきています。 がんばれ啓太くん。マックスの声が聞こえたら出て来るんだよ! |